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避難訓練(地震→火災を想定)

 1月20日(金)に地震が起き、給食室から火災が発生したという想定の避難訓練を実施しました。

 本校では「自助」という意識を高められるように指導しています。いざという時には自分の判断で自分の身を守るということが重要だからです。

 さて、今回のように地震のあと、火災となった場合、違う対応をする必要があります。それは「窓・ドアを開けるか、閉めるか」ということです。

 地震発生時には「避難する経路の確保」という意味があり、ドアや窓を開けます。もちろん、身の安全確保が優先されますので無理はしませんが、地震で建物がゆがみ、ドアや窓が開かなくなって避難できないということを防ぐためなので、訓練時で意識化することが重要です。また、できるだけカーテンはひくようにします。これはガラスの破片が室内に飛び散ることを防ぐという意味合いがあります。

 半面、火事の時は窓などから空気(酸素)が入ってくると燃え続けてしまいますので、空気の経路を断ち切るために窓を閉めることが大切となります。この際、カーテンが引かれている状態ですと教室内が見えなく、逃げ遅れた人がいてもわかりづらいのでカーテンは開けることとなります。

 つまり、地震と火事では対応が全く逆となります。

 今回の想定は「地震発生」が先です。第1次避難をします。机の下に入るなどして頭と身体を守ります。

 ドアは開け、避難経路を確保します。

 この後、給食室から火災が発生した想定ですので、西側の階段(1年生側の階段)は使用せずに避難します。1年生やあおぞら学級はベランダから外に出ます。

  全員が避難の隊形になり、担任が人数確認を済ませたのは避難指示放送があった時間から6分間。

 みんな、静かに素早く移動することができました。

 「いざは ふだんなり。」学校経営方針の重点目標にもありますが、このように普段からそなえておくことが「自助」に繋がります。今後も気を緩めずに安全への指導をしていきます。

  ご家庭でも「いざ」を想定して話し合ったり、実際に動いてみたりすることをお勧めいたします。

 よろしくお願いいたします。