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卒業式練習の開始

 昨日の3月1日から卒業式練習が始まりました。

 例年、卒業式には在校生代表として5年生が一緒に参加していましたが、昨年度、一昨年度と新型コロナウィルス拡大の影響で在校生の参加は見合わせてきました。ですから卒業生(6年生)は初めて卒業式を経験することとなります。

 初日は座席の確認と「心構え」について学びました。

 人生に多々ある「式」。「式」とは「一定のやり方・作法の伴う行事」と言われます。つまり、「我」を排し、「作法(ルール)」を守って参加することが重要です。自分の好き嫌いなどはそこには存在せず、すでに決まったやり方を粛々と受け入れる心情が大切となります。「めんどくさい」「つらい」という感情よりも「場をわきまえて集団の和を尊重する」ということを優先する経験をします。いわゆる、「大人の階段」なのでしょう。

 小学校の「卒業式練習」でしっかり基礎を学ぶ(心構え、所作、服装等)ので、中学校ではあまり卒業式の練習はしません。すでに「学んだもの」として適応することを求められます。

 大人になってからも同じです。結婚式や授賞式、入社式や祝賀式、告別式など様々な式が人生行事にはあります。その根幹となる部分の学習だと思っています。

 真剣にがんばってこそ体得できるものはありますので、厳しい指導があるかもしれませんが温かい目で見守ってください。よろしくお願いいたします。

 5年生も在校生代表としての卒業式練習が始まりました。こちらは国歌・校歌など歌唱や卒業生の呼びかけなどの部分や入退場にの拍手以外はじっと座って見守ることが主となります。

 それでもこの経験が6年生になってから生きてきます。「学校代表」という立場を実感できる大切な場です。ぜひ、参加して何かを得てほしいと思います。

 ただ、今後の新型コロナウィルス感染の状況によっては歌唱や呼びかけができなくなったり、5年生の参加も見合わせることになるかもしれません。その際はご容赦ください。校長も卒業生、在校生にそのことは先に話をして、わかってもらえるようにしました。ご理解をお願いいたします。