4年生 東京理科大学特別授業
今日は,理工学部先端化学科の郡司先生と3名の学生さんをお招きして,
4年生特別授業を行いました。
<すがたを変えるプラスチック>
授業を始める前に,実験をするときの注意についてお話がありました。
どうして白衣や安全メガネを身につけるのか教えていただきました。
まず,身のまわりのプラスチックを探しました。理科室の中にもたくさん使われていました。
衣類や消しゴムなどにも使われていることがわかりました。
プラスチックによって,生活が豊かで便利になっていることにも気づいていました。
2つのボールを床に落としてみました。はね返るボールとはね返らないボールがあり,
力を吸収してしまうプラスチックがあることを知りました。
次に「ポリアクリル酸ナトリウム」を使って実験をしました。
白い粉に水を加えていくと,固まってしまいました。
これは,おむつの中にも使われている吸水ポリマーでした。
水をかかえこむプラスチックの一つだそうです。
プラスチックをとかす薬品についても学びました。
薬品の中にプラスチック片を入れると,あっという間になくなってしまいました。
子どもたちはとても驚いていました。
また,ミカンの皮に含まれている「リモネン」という物質で
プラスチック(ポリスチレン)をとかす実験もしました。
プラスチックが所々薄くなっていました。現在,リモネンを利用した研究も行われているそうです。
続いて,プラスチックを熱して,その変化を調べました。
熱した棒が伸びたり,ゴムが縮まったりするすがたを観察することができました。
プラスチック製のコップがつぶれていく様子では,
熱する機械の中に全員が釘付けとなっていました。
最後は,プラスチックの板に自由に名前やイラストをかき,オリジナルのプラ板を作りました。
特別授業の思い出の一つにもなりました。
給食や休み時間は,学生の皆さんと楽しく食べたり,校庭で遊んだりして過ごすこともできました。
学生の皆さんも思いっきり走ってくださいました。子どもたちの元気さに驚いていました。
郡司先生はじめ,研究室の皆さん,みずき小の子どもたちのために
特別授業を行っていただき,本当にありがとうございました。