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2025年1月の記事一覧

詩を読もう(5年生)

 5年生の国語の授業の様子です。詩を読もうの単元で、まどみちおさんの「おさるがふねをかきました」を扱いました。

 はじめに、全文を何回か読み、ノートに視写をして詩の情景を考えました。先生は、子供たちにこの詩はどのように感じるかを尋ねます。楽しい感じと悲しい感じに子供たちの印象が分かれました。割合は楽しい感じととらえる子供が多かったです。1年生が学習する詩であるからかもしれません。

 そこで、先生はさるの行動で変だなと思うところに線を引くことを指示しました。まず、自分で考えて線を引き、そのあと、友だちと交流しながら変だなと思うところを話し合います。最後に、全体で線を引いたところを確認していきました。ほとんど全員が線を引いたところに、ふねに「しっぽもいっぽん つけました」がありました。そこで、子供たちもふねの絵を描いてみました。このしっぽは、多くの子供がさるのしっぽを描いていました。

  さるのしっぽを描くとなると…と子供たちは考えていきます。子供たちには、さるが一人でいる情景が頭に浮かんでいきます。ふねにしっぽをつけることで仲間を増やしたかったのではと考えが進んでいきました。

 最後に、さるのさみしさを表す証拠を詩の中から探していきました。「じょうずにかけたなと」の「な」がその証拠として考えられました。一人でいるから「な」であって、仲間がいるなら「ね」や「よ」を使うとの考えです。

 子供たちの詩の見方が変わっていく授業になりました。

 

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