学校長の窓

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平成25年度第2学期終業式 式辞

  この「聖が丘」から遠く男体山を眺めると、雪景色の美しさに目を奪われそうになります。また、この「聖が丘」から近くの街に足を踏み入れると、華やかに彩る深紅のポインセチアに目が止まります。今日で77日間の第2学期が無事終了します。今、この終業式に臨むみなさんの真剣な態度から、「充実した2学期を過ごせた」という自信が伝わってきます。

  さて、第2学期を振り返ってみると、みなさんの活躍の日々が昨日のことのように蘇ってきます。9月の秋季大運動会に始まり、新人各種大会、各種音楽祭や美術展・陶芸展、聖が丘祭、駅伝競走大会など、多方面にわたる活躍は、私たちだけではなく、保護者や地域のみなさんにも、多くの感激と感動を与えてくれました。これらの数々の活躍を通して、みなさんは充実感や達成感を味わうとともに、学級の温かさや仲間の大切さ、先生方の愛情を実感していることと思います。そして、そのように思える「心の成長」に、うれしさと喜びを感じているのではないでしょうか。

 ここで、第2学期終業式にあたり、3つのことを話したいと思います。
 1つ目は、不断の努力を忘れないでほしいということです。つらさや苦しみから決して逃げずに頑張れば、目的は成就します。まさに、これからが自分の力を試すときです。(3年生に向けて)
 2つ目は、自分で考え、判断し、行動してほしいということです。他人任せでは、満足感は得られません。自分の意志で、前へ前へと、歩み出してください。(2年生に向けて)
 3つ目は、正しいことや当たり前のことを堂々とやり通す勇気をもってほしいということです。正しいことに向かうエネルギーを結集し、その一翼を担ってください。(1年生に向けて)

 今年も余白少なくなりました。いよいよ2014年(午年)を迎えます。一年の設計図をしっかりと思い描いてください。3年生は、新年早々、私立高校の受験が始まります。みなさんの頑張りを期待しています。また、2年生と1年生は、進級に向けて、心の伸び代を広げる準備に入ります。みなさんの心の成長を期待しています。

 それでは、健康に気をつけ、事件・事故に遭わないよう、13日間の冬休みを有意義に過ごしましょう。そして、1月8日(水)の始業式には、みなさんが元気に登校するのを楽しみにしています。どうぞ良いお年をお迎えください。