学校長の窓

学校長からのお話を掲載しています

まもなく卒業式!!


◇ まもなく卒業式! ◇
 3月8日(金)午前10:00から卒業式を開始(入場は9:55開始)いたします。3年生の皆さんは義務教育の仕上げとなる卒業式です。卒業生は、益子中学校で過ごした日々を思い返しながら、将来に向かって羽ばたいていきます。保護者の皆様、地域の皆様にも御出席いただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

3年生を送る会実施、新生徒会役員の活躍光る!

◇3年生を送る会 『走れ!T校バスケットボール部』を鑑賞◇

 2月19日(火)の午後、生徒会主催の3年生を送る
会が行われました。新生徒会役員の企画運営により、映画『走れ!T校バスケットボール部』を鑑賞しました。3年生は現在、受験勉強の真っ最中です。高校入試前の忙しい時ですが、送る会の時間はリラックスしていただこう、というねらいをもった「送る会」でした。
 新生徒会が企画・運営をしました。映画鑑賞後には、
3年生への感謝を込めた花束の贈呈と3年生代表生徒の
お礼のあいさつがありました。              

立志式、『志』を堂々と発表した2年生


  ◇益子中の立志式、『志』を堂々と発表!!◇
   2月1日(金)に立志式を行いました。2年生が、『志(こころざし)』を立てて、各自が色紙に誓いの言葉を漢字1文字で書き表しました。そして、ステージ上で1人1人堂々と発表しました。
 また、2学年全員で「なかじまみゆき」作詞・作曲の歌【糸】を合唱しました。
 保護者の皆様にはお忙しい中、多数の方に御出席いただき、ありがとうございました。
 成長著しい2年生です。今後に向けて、生きる上での目標を定めましたので、その実現に向けて努力を重ねてほしいと思います。皆さんが大きく伸びることを祈っています。
 

校長講話 喜怒哀楽の人間学


 【心に響く小さな5つの物語】致知出版社 から、朗読します。
 
 その少年は両親の愛情をいっぱいに受けて育てられた。
 ことに母親の溺愛は、近所の笑いの種になるほどだった。

 その母親が姿を消した。庭に造られた粗末な離れの小屋に、籠(こ)もったのである。結核を病(や)んだのだった。

 近寄るなと周りは注意したが、母恋しさに少年は離れの小屋に近寄らずには、いられなかった。しかし、母は一変していた。

 少年を見ると、ありったけの罵声(ばせい)を浴びせた。コップ、お盆、手鏡と手当たり次第に投げつける。

 青ざめた顔。長く乱れた髪。荒れ狂う姿は、鬼だった。
 少年は次第に母を憎悪(ぞうお)するようになった。
 悲しみに彩(いろど)られた憎悪だった。


 少年が6歳の誕生日に、 母は逝った。
[お母さんにお花を]と勧める家政婦のおばさんに、少年は全身で逆らい、
 決して棺(ひつぎ)の中を見ようとはしなかった。

 父は再婚した。少年は新しい母に愛されようとした。だが、だめだった。
  父と義母の間に子どもが生まれ、少年はのけ者になる。少年が9歳になって、ほどなく、父が亡くなった。やはり結核だった。

 その頃から少年の家出が始まる。公園やお寺が寝場所だった。
 公衆電話のボックスで体を二つ折りにして寝たこともある。
 そのたびに、警察に保護された。

 何度目かの家出の時、義母は、父が残した物を処分し、家をたたんで蒸発した。それからの少年は施設を転々とするようになる。


 13歳の時だった。少年は知多半島の少年院にいた。もういっぱしの[札付き]だった。
 ある日、少年に奇跡の面会者が現れた。泣いて少年に棺の中の母を見せようとしたあの家政婦のおばさんだった。
 おばさんは、なぜ母が鬼になったかを話した。死の床で、母はおばさんに言ったのだった。
 『私はもうすぐ死にます。あの子は母親を失うのです。
  幼い子が母と別れて悲しむのは、優しくしてくれた記憶があるからです。
  憎らしい母なら、死んでも悲しまないでしょう。
  あの子が新しいお母さんにかわいがってってもらうためには
  死んだ母親なんか憎ませておいた方が良いのです。
  その方があの子は幸せになれるのです。』

  少年は話を聞いて呆然(ぼうぜん)とした。自分はこんなに愛されていたのか。
  涙が止めどもなく流れ落ちた。札付きが立ち直ったのはそれからである。
     
以上は、作家 西村滋さんの少年期の話である。
 
 本当の愛情とはどんなものでしょう。愛情の表し方もいろいろである。きと、自分に厳しい人(親、先生)の厳しさは、本当は愛情の表れなのです。感謝して生活できると、強くそして優しくなれますね。しましょう。  
     
 

3学期始業式!!


   輝かしい平成31年(2019年)が明けました
  明けまして おめでとう ございます。
 平成31年1月8日(火)に、第3学期始業式が行われました。式の中で、校長式辞で『凡事徹底』を呼びかけました。簡単なこと、平凡なことを徹底させ、大きな伸びに繋げてほしいと思います。
 また、3年生の黒子陽南さんが新学期の決意を発表してくれました。残りの中学校生活を大切にして1・2年生のお手本となるようにしっかりと行動し、進路に向かって努力すること、感動のある生活を送ることを3年生に呼びか    
けました。                                              
 3学期は短い期間ですが、学年のまとめの学期であり、
2年生の立志式や3年生の卒業式など節目となる重要な行事が行われます。また、3年生は人生にかかわる進路決定のための高校入試等が行われます。さらに、1年生と2年生にとっても、来年度につながる重要な学期です。  
 2019年は亥年です。平成最後の年であり、5月から
は元号が変わるという歴史的な年でもあります。生徒の皆さんは、目標をはっきりと定めて、まっしぐらに「猪突猛進」をしてほしいと思います。            
 生徒の皆さんが自らの努力で、2019年を素晴らしい
年にすることを願っています。