大人になる No31
【 学習を考える ④ ~点数主義より実力主義で~ 】
明日から定期テストが始まります。1年生にとっては初めての期末テスト、また1学期の成績をもとに、進路を具体的に考える3年生は、テストの結果(点数)がとても気になることでしょう。「気にするな」と言っても無理でしょうが、ここで大切なことは、ただ単に「あーあ、~点だったぁ」で終わってはいけないということです。まずこのことを理解して下さい。結果(点数)だけを気にしていると、すべて満点の人はいないのですから、必ず苦しくなって勉強そのものが嫌になってしまいます。そこで今日は、勉強について、実力主義という考えを紹介します。これまで学習についてこう言われてきたはずです。①学習の中心は授業である。②それを支えるために、家庭学習(予習、復習、宿題)を毎日少しずつでもコツコツとやる。テストというのは、この2つを通し、どれだけ自分の力として身に付いているのかを調べるためのものなのです。
【だから】点数は気にしない(何点でもいいのです)、間違ったところを気にしよう!
【そして】間違ったところを勉強し直すのです。
【なぜならば】そこが君の勉強不足のところだからです。
【そうすれば】もう1度テストを受けると100点が取れるはずです。その時君の実力は100点になっているのです。
【つまり】テスト後の勉強がいかに大切かということなのです。これが実力主義という考えです。ただし、テストで手を抜いていいと言っているのではありません。点数や成績が良いのに越したことはありません。ただ、一夜漬けの勉強で取った点数は、すぐに忘れ消えてしまう実力なのです。あくまでも毎日コツコツと積み上げてきたものこそが本当の実力として身に付くということなのです。明日からの期末テストとその後の取り組みに期待します。(6月30日 校長)