視聴覚センター

市民パソコンセミナー 親子で楽しむプログラミング入門

9月10日(土)9:30、および13:30から視聴覚センター内のメディア研修室において、市民パソコンセミナー『親子で楽しむプログラミング入門講座』を開催しました。

市民講師の吉田理子さんをお招きし、親子で楽しくプログラミングを学べる講座を実施していただきました。

はじめに、コンピュータを使わないプログラミングを親子で体験しました。

お題は、「ロボットに見立てたお家の方に命令を出し、机の端に置かれたマスコットを反対の端まで運ぶ」です。

人間であれば、「マスコットを〇〇まで運んで!」と言えば、やってくれそうな動作ですが、ロボットは思い通りに動いてくれません。「つかむ」「腕を45度上げる」「3歩進む」など、細かな指示を出してあげないときちんと動いてくれないのです。子どもたちは、自分でマスコットを掴んだり運んだりする動作を細かく確認し、与えられた命令カードを順番に並べていきました。活動していくうちに、足りない命令があったり、命令を与える順番が違っていたりすると、思い通りに動いてくれないことに気づいていきました。マスコットを無事に運ばせることができたところで、考えたプログラムの発表を行いました。面白いことに、お題は同じはずなのに、答えが皆違っていたことです。ここで、子どもたちは、他の考えに触れ、自分のプログラムと比べながら、「このやり方のほうが簡単だ!」、「こっちの方が正確にマスコットをつかめるかも!」などと考えを膨らませることができたように感じます。

コンピュータを使わないプログラミングの活動を通して、プログラミングの考え方を学んだところで、今度は、「Blockly Games」と「Scratch」というプログラミングツールを使って、ブロック型プログラミングを体験しました。

「Blockly Games」では、命令ブロックを組み合わせて、スタートからゴールまで辿り着くためのプログラムを作りながらプログラミングを学ぶことができます。ゲーム感覚で、順次、繰り返し、条件分岐といった、プログラムの基本の型を学んでいきました。

「Scratch」では、「キャラクターに面白い動きをさせよう!」というテーマでプログラムをつくっていきました。「瞬間移動する」、「色が変化しながら動く」、「壁にぶつかったら跳ね返る」といったプログラムを考えていました。親子で話し合いながら、納得のいく動作になるまで何度もプログラムを修正する姿が見られました。

講師の吉田さんには、小学校で学ぶプログラミング教育の目的や、家庭でもできるプログラミングなどのお話もいただき、とても充実したプログラミング講座になりました。ありがとうございました。