視聴覚センター

教職員対象 情報モラル教育研修会

 5月19日(金)視聴覚センターのメディア研修室において、『教職員対象 情報モラル教育研修会』を開催しました。

 学校現場におかれては、GIGAスクール構想によりタブレットが導入されたことや、スマートフォン所有の低年齢化等により、情報モラル教育の必要性が挙げられています。そこで、市内の先生方に情報モラル教育の理解を深め、実践につなげていただこうと本研修会を開催しました。

 これまで行われてきた情報モラル教育の多くは、危険だから〇〇を使ってはいけないなどの禁止事項を並べたり、トラブル事例を紹介して啓発をしたりして、利用を制限するような指導でした。しかし、これからの時代においては、ICT機器やネットの利用抜きには成り立たず、積極的にそれらを活用することを前提に、より良い行動が取れるような力を身に付けさせる必要があります。ご参加いただいた先生方には、まず、「どうしたらリスクを減らして上手にICTを活用できるか」という活用を意識した情報モラル教育を推進していく必要性があることを確認していただきました。

 次に、指導のポイントとして、自分と他人の感じ方や考え方のズレを認識させ自覚を促すことや、場面に応じた自分の行動を考えさせ「自分ごと」として捉えさせること、行動に対する「リスクの程度」を考えさせることが大切であることなどを確認しました。確認後、演習としてカード型教材や動画教材を体験していただき、実際の指導場面をイメージしていただきました。

 演習を通して、活発な話し合いや先生方の情報交換もでき、有意義な研修会になったように感じます。ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。