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庄内領の用水・排水概略図『新編図録春日部の歴史』ーその67
江戸時代、現在の幸手市東部から庄和地域北部を中心とする上庄内領(かみしょうないりょう)と呼ばれる地域は、中島村(現幸手市)で江戸川の水を取水する中島用水を基幹用水とし、そこから分流する中用水(なかようすい)、郷台用水(ごうだいようすい)、根用水(ねようすい)という三用水によって水が供給されていました。取水施設などの水利施設は、庄内領北部の村で組織される上庄内領16か村組合が管理しました。
水田に引かれた水は、領内の諸水路を通り、水角村から庄内古川へと排水されました。
庄和地域の南部にあたる下庄内領(しもしょうないりょう)と呼ばれる地域には、基幹となるような用水路がありませんが、渇水のときは、沼の水などをかんがい用水として利用していたようです。
「用水と悪水の利用と管理」『新編図録 春日部の歴史』131ページ
庄内領の用水路・悪水路概略図
庄内領用水(中用水)の現況路(椚地区)
水田に引かれた水は、領内の諸水路を通り、水角村から庄内古川へと排水されました。
庄和地域の南部にあたる下庄内領(しもしょうないりょう)と呼ばれる地域には、基幹となるような用水路がありませんが、渇水のときは、沼の水などをかんがい用水として利用していたようです。
「用水と悪水の利用と管理」『新編図録 春日部の歴史』131ページ
庄内領の用水路・悪水路概略図
庄内領用水(中用水)の現況路(椚地区)