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社協ブログ

芳賀東小学校での福祉教育☆

 皆さん、こんにちは。寒さが本格化してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
 さて、12月3日(月)に芳賀東小の4年生の皆さんと、今年度2回目となる福祉教育を行ってきました。
 今回のテーマは車椅子介助体験と視覚障がいの方の手引き体験を通して、様々な視点から住みやすい地域について考えました。
 講師は芳賀町在住の佐々木清美さんと宇都宮市在住の渡辺博之さんです。
佐々木さん
渡辺さん
 佐々木さんは車椅子介助体験を通して、介助する側の責任感と難しさ、介助される側の不安感を知り、介助する側が安全に、相手を思いやって行うことの大切さを学びました。介助体験後に生徒がグループごとに意見感想、今後自分たちにできること等を話し合いました。そして最後に障がい者だけに思いやりを持つのではなく、全ての人に対しても思いやりを持ち、行動することが必要であると、佐々木さんは話してくれました。

 渡辺さんは、先天性の視覚障がいで全盲の方です。宇都宮市で鍼灸治療院を経営されていますが、この日のためにわざわざお越しいただきました。
 渡辺さんの日常についてお話があった後、生徒が二人一組になり、一人がアイマスクをし、一人が手引き(相手に肘を貸して誘導)を行いました。
 生徒は「怖い、不安だった」という感想と共に、「信頼関係が大切、声掛けが重要」と様々な気付きがあったようです。

 その後、渡辺さんへの質問タイムとなり、「普段どうやってご飯を食べるの?」、「服は着替えられるの?」など聞いていました。それらに対し渡辺さんは「大抵のことは時間は少し掛かりますが、皆さんと同じように普通にお箸を使って物は食べるし、、服も外出用に置く場所を分ければ問題はありません。でも知らないところに一人で出掛けることが出来ません。出掛ける時はガイドヘルパーにお願いします。でもガイドヘルパーも大勢はいらっしゃらないので、たくさんの人が視覚障がいや手引きのやり方をはじめ、優しい気持ちを持ってくれたら嬉しいです」と話していただきました。

 生徒にとっても、私にとっても大変有意義な授業となりました。