熱中症予防

熱中症予防のヒントについて(食と栄養の観点から)

 

 熱中症の予防には、炎天下での運動や作業時間をできるだけ短くすること、そして、水分や塩分をこまめに摂取すること、室内では適切にエアコンを利用すること、などが重要です。

 喉の渇きを感じなくてもこまめに水分を摂りましょう。また、汗をたくさんかいたときは水分といっしょに塩分も摂りましょう。

 また、睡眠不足や栄養不足にならないことも重要です。

 

 暑さで食欲がなくなると体力が低下して疲れや倦怠感を招き、熱中症にかかりやすくなります。暑い時こそバランスのとれた食事を規則正しく摂りましょう。

 また、暑い季節はそうめんなど冷たいものに偏りがちですが、肉、魚、卵などのタンパク質や野菜、果物も併せて摂るよう心がけましょう。

 

 熱中症の予防に向けて、特に意識して次の3点に気をつけましょう。

 

1 汗をかくと塩分とカリウムが排出されるため、塩分とともにカリウムを摂りましょう。

  カリウムを多く含む食品 : パセリ、ほうれん草、納豆、ひじき など 

 

2 食欲不振の解消や倦怠感を少なくするため、ビタミンB1を摂りましょう。

  ビタミンB1を多く含む食品 : 豚肉、生ハム、たらこ、うなぎ など

 

3 疲労回復に優れた効果を発揮するといわれているクエン酸を摂りましょう。

  クエン酸を多く含む食品 : レモン、みかん、グレープフルーツ、いちご など