校長室から

2022年3月の記事一覧

3/9 4年生の授業をのぞいてみました

 3月9日(水)気温は低いものの、青空から陽光が差す、さわやかな朝でした。

 今日は、4年生の授業をのぞいてみました。あるクラスでは、国語の教科書の中に出てきた意味がわからない語句を国語辞典で調べていました。私が入った時には「気立て」の意味を調べていました。すると、
「出てないぞぉ。」
「えぇっ?あるよ、ほら。」
「ないよぉ、『ひだて』だろ?」
「え?『きだて』だよ!」
とまるで漫才のような子どもたちの掛け合いも聞こえてきました。

 他のクラスでは、社会で千葉県の伝統文化を学んだことをもとに、今度は他の都道府県の伝統文化を調べていました。タブレットPCを使って調べている児童もいました。
 また、国語の教科書に出ている人形劇の脚本をもとに、読み合わせ練習をしているクラスも。私が近づくと読んでくれたのですが、これがとても上手で、登場人物の性別や年齢などを意識した読み方で、感心しました。

 今日もねどっ子たちは元気です。

3/8 6年生が証書授与の練習をしました

 3月8日(火)どんよりと曇って、細かい雨が降る寒い朝でした。さすがに今日は小鳥のさえずりも聞こえません。8時を過ぎてもまだ薄暗かったからでしょう、根戸森の中の街灯が点いていました。

 今日は、6年生が卒業式練習で卒業証書授与の練習をしました。本校は卒業生の人数が比較的多いのですが、卒業証書は代表児童に授与するのではなく卒業生1人1人に手渡ししています。ですから卒業生全員が壇上に登り、証書を受け取ります。証書を受け取って、1歩下がりながら左手に証書を持って、礼をして、回れ右をして…という具合にスムーズに行動できるよう、今日は初めて全員がやってみました。頭ではわかっているのですが、いざ壇上に上がってみるとなかなか難しいものです。


 練習が終わって休み時間になると、子どもたちはみずから壇上に上がり証書授与の練習を始めました。中にはすすんで校長役をかって出る児童も。楽しんでいる中にも近づく卒業を思い、胸の中にどこか小さな曇りを感じさせる子どもたちでした。

えーと、どちらが校長役?
両手で受け取ったら、こっちにたたんで…

 昼休みには雨も上がり、子どもたちは校庭で元気に遊んでいました。といっても、いつもよりは人数が少なかったようです。このところ縄跳びが人気上昇中ですが、鬼ごっこが安定の人気です。

 今日もねどっ子たちは元気です。

3/7 6年生が奉仕活動をしてくれました

 3月7日(月)まばゆい陽光が差すさわやかな朝でした。このところ、正門周辺の木々から小鳥のさえずりをよく聞くようになりました。今朝も元気なさえずりが聞こえてきました。

 今日は、6年生が午後から去り行く母校への奉仕作業として、校舎内各教室のエアコンのフィルターと扇風機の羽根の清掃をしてくれました。
 この日のために教員がはずして廊下に置いておいたものを、6年生がひとつひとつ埃をかき落とし、水洗いしてきれいにしてくれました。
 終了後には、ピカピカになったフィルターや羽根が各教室の入口に置かれていました。
 6年生の皆さん、ごくろうさま。本当にありがとう。

 今日もねどっ子たちは元気です。

3/4 雲はありましたがおだやかな朝でした

 3月4日(金)雲は出ていたものの、おだやかな朝でした。

 今朝は、校舎から正門に向かおうと玄関を出たところで6年生女子児童の一団に呼び止められました。
「小さな子が転んでケガをしています。」
見ると、6年生に囲まれて1人の1年生の男の子が額を押さえて泣いていました。登校途中に転んで泣いている子に6年生たちが声をかけ、ランドセルと水筒を持ってあげて、学校まで一緒に来てくれたそうです。なんと優しい6年生たちでしょう。どうもありがとうね。

 実はこうしたことが、今年度も何度もありました。この子どもたちももうすぐ本校を卒業していってしまうのです。すでに卒業式練習を始めている6年生ですが、惜別の思いをまた新たにしたひとときとなりました。
 1年生はその後すぐに保健室で養護教諭の手当てを受けました。

 今日もねどっ子たちは元気です。

3/3 5年生の授業をのぞいてみました

 3月3日(木)真っ青な空のおだやかな朝となりました。花壇の花々は、昨夜降った雨のしずくを乗せたままですが、春の訪れが近いことを感じているかのように力強く花びらを開いています。

 6年生を送る会を大成功に終えて、いよいよ最上級生となる5年生の様子を見ようと、授業をのぞいてみました。ちょうど道徳の時間で「クマのあたりまえ」というお話をもとに命の大切さや生きることの意味を考えるというものでした。

 主人公の子熊がある日、顔見知りの熊の死を生まれて初めて目の当たりにし、死ぬことを恐れ生きる意味を見失って死なない石になりたいと考えます。石にその方法を尋ねると「横になってじっとしていればよい。」などと教わります。つい歌を歌いだすと「歌わない。」「つぶやかない。」「誰にも会いたいと思わない。」「泣かない。」などと石にぴしゃりと言われます。探しに来てくれた兄を見てついに跳び起き、「石になるのはやめとくよ。死ぬのは今でもこわいけど、それでもクマのほうがいいってわかったんだ。」と石に言って、兄と仲良く森に帰っていく、というお話でした。

 子どもたちは真剣に子熊の行動について考えたり、友だちの意見に耳を傾けたりしながら、生きることの意味について考えていました。
 他の学級でも、別のお話をもとに道徳の授業をしていました。

 今日もねどっ子たちは元気です。