校長室から

2021年1月の記事一覧

今ふたたび新たな気持ちで

 新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、3学期早々の1月7日(木)に国の緊急事態宣言が発出されました。それから1週間が過ぎ、感染は収まるどころか広がる一方となっています。昨日13日(水)には宣言が拡大され11都府県に及んでいます。
 1日も早い収束を願い、本校でもあらためてできること、すべきことを確実に実行していこうと決意を新たにしているところです。
 保護者の皆様からも、毎朝の検温と記録やマスク着用、「微熱ですが念のため休ませます。」といった慎重な対応、子どもたちの温かい服装の用意など、引き続きたくさんのご理解ご協力をいただいています。あらためてお礼申し上げます。
 昨今の状況を受け、昨日13日(水)給食時間中の昼の放送の中で、私から全校児童にあらためて慎重な行動について話をしました。放送した内容を文末に掲載します。
 以前から、給食時間中はすべての児童が前を向き、私語をせずに給食を食べています。お友だちと楽しくおしゃべりしながらの給食はもう過去のもの。廊下を歩いても、聞こえてくるのは食器が当たるカチカチという音だけです。その静けさは、授業中よりもさらに静かと感じるほどです。子どもたちにつらい思いをさせているとの無念な思いとともに、1日も早い感染収束を祈りながら、以前のように楽しい給食の時間や学校生活が早く戻ってくることを願って、今できることを着実に実行していくのみとの思いでいます。
 引き続きまして、皆様のご理解ご協力をどうぞよろしくお願いします。

 

<1月13日(水)昼の全校放送内容>
 ねどっ子のみなさん、こんにちは。校長の水戸です。
 3学期が始まって間もなく、先週木曜日の夕方、皆さんも知っての通り、東京都や千葉県などに緊急事態宣言が出されました。新型コロナウイルスに感染する人が増え続け「このままでは大変なことになる、これまで以上に十分注意してください。」ということです。あれから1週間近くが過ぎましたが、新たに感染した人の数は思うようには減っていません。
 私たちが住む千葉県にも出されています。学校は休校とはなりませんが、十分注意しなければなりません。
 そこで、根戸っ子の皆さんに、あらためていくつかお願いします。
 これまでと同じように、毎朝体温を測って、体温チェック表を出してください。面倒くさいけれども協力をお願いします。
 登下校の時も、また業間休みや昼休みに外で遊ぶ時も、マスクをしてください。空気が乾燥しているので、鼻やのどを守ることにもなります。
 ウイルスは、おしゃべりをしたり咳をしたりする時に飛ぶ、つばの小さな粒で人にうつると言われています。皆さんも、人がおしゃべりをするとつばの粒がどこまでどのように飛ぶか、シミュレーションの映像をテレビで見たことがあると思います。マスクは、人のつばの粒を自分が吸い込まないようにすると同時に、自分のつばの粒を人に飛ばさないようにするために大切です。でも、マスクをしていても、大きな声で話すとすきまから吹き出してしまいますから、注意が必要ですね。今回の緊急事態宣言でも、マスクを外すので、外で多くの人と一緒に食事をするのはやめましょうと言われていますね。
 でも、学校生活の中でどうしてもマスクを外さなければならない時があります。そうです。給食の時間です。ですから、配膳をする時や給食を食べる時は、おしゃべりをしないで静かに味わって食べてください。
 新型コロナウイルスは、子どもには感染しにくいと言われています。でも、それは正しくないと私は思います。現に市内でも、小中学生で陽性になった人もいます。皆さんの年頃の子どもは、感染しないのではなく、きっと感染しても症状が出ないだけなのです。症状が出ないから、感染していないと思ってしまうのです。
 でも、もしも気が付かないうちに感染していたら、自分は平気でも、人にうつしてしまいます。もしかしたら、みなさんの隣の人に、隣の人がうちに帰って兄弟やおうちの人、おじいさんおばあさんに、知らないうちにうつしてしまうかもしれません。
 自分は平気でも、皆さんがおうちに帰って皆さんの兄弟やおうちの人、おじいさんおばあさんに、知らないうちにうつしてしまうかもしれません。
 子どもはうつっても平気かもしれませんが、高齢の人や持病がある人は、命を落としてしまうこともあります。国内では、新型コロナウイルスで亡くなる方は増え続けています。
 そう考えると、皆さんはまだ小学生ですが、皆さんは家族や親せきの人たちの命を守ることができます。決して大げさな話ではありません。皆さんが人からうつらないようにすること、人にうつさないようにすることで、皆さんは家族や親せきの人たちの命を守ることができるのです。
 皆さんはまだ子どもですが、1人の人間として、できることはたくさんあります。
 いつもマスクをすること、マスクをはずしたらしゃべらないこと、こまめに手を洗うこと、油断しないで密を避けること、まわりのできていない人に声をかけてあげること、明るく元気に過ごすこと、いろいろなことに挑戦して自分を成長させること、身近な人の命を守ること。
 今回の緊急事態宣言のもとでの根戸小の学校生活は、皆さん1人1人の本気の自覚と、自分で判断して行動すること、これにかかっていると、私は考えています。
 皆さんの協力をお願いします。
 これで、私の話を終わります。(以上)

第3学期が始まりました

 明けましておめでとうございます。本年も根戸っ子と根戸小学校をどうぞよろしくお願いします。

 この正月、皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。例年になく外出を控えて「おうち時間」を満喫した方も多かったことと思います。新しい生活様式の下で自宅で過ごす時間が増え、自らのライフスタイルを見直す機会となったかもしれません。
 この冬休み中、いつの時代も「あそびの天才」の子どもたち、「根戸っ子たちはどんなふうに過ごしているかなぁ…。」などと思いながら自宅の窓の外に目をやっても、子どもたちの姿はあまり見られませんでした。

 いよいよ3学期が始まりました。3学期は、学年のしめくくりとともに次の学年に進級する準備の学期となります。6年生児童にとっては小学校で最後の学期、中学校に進学する準備の学期となります。
 本日の始業式では、そのような話をしながら、すべての児童が新しい年、令和3年、2021年のスタートを切り、今の学年で一番の頑張りを発揮し大きく成長することを心から願いました。
 この冬季休業中も、国内では新型コロナウイルス新規感染者数は増加・高止まりし、今週の終わりには1都3県に再び緊急事態宣言が発出されるとのこと。そうしたなか本校は、引き続き新しい生活様式の下での学校生活を再開しました。子どもたちの健康観察をていねいに行う、マスクを着用する、こまめに手を洗う・密を避けるなど、すべきこと・できることを着実にしながら、子どもたちの元気と笑顔がいつもあふれている学校でありたいと考えています。

 本年も引き続きまして、保護者・地域の皆様のご理解ご協力、子どもたちの見守り・声かけをどうぞよろしくお願いします。

 

 本日の始業式でも、第4学年代表児童が素晴らしい決意発表をしてくれました。以下に記載します。

   三学期にがんばりたいこと
 わたしが三学期にがんばりたいことは二つあります。
 一つ目は、「六年生を送る会」です。私たちのために、いろいろなところで支えてくださった六年生への感謝の気持ちを込めて、六年生のみなさんが楽しんでもらえるような発表をしたいと思っています。もし六年生を送る会が無事にできたら、六年生が気持ちよく根戸小を卒業し、中学校に入学してもらえるような会にしたいです。
 二つ目は、「五年生に向けて準備すること」です。来年はいよいよ五年生になります。下級生の手本となるような行動に意識して、当たり前のことを当たり前に行う、そして、人の手助けをし、自分から考えて行動できるような五年生になりたいです。
 三学期は短いですが、その中で、この二つのことを特に意識しながら一日一日を大切に生活していきたいと思います。