2022年9月の記事一覧
2学期始業式
昨日で夏休みが終了し,2学期がスタートしました。7月末からのコロナウイルス感染症第7波の影響から,日々の新規感染者数の高止まりが心配される中での2学期となりますが,引き続き,感染症予防を徹底し,子どもたちの学びを止めないことも大切にしながら,教育活動を推進していこうと考えております。
始業式は,こうした状況を踏まえ,オンラインで実施しましたが,学習や行事に主体的に取り組める生徒であってほしいと願い,次のような話をしました。
2学期始業式 「自分がしないで誰がする。」
皆さん,おはようございます。長かった夏休みも終わり,今日から2学期が始まります。1学期の終業式でみなさんに話した「新しい挑戦」は,実行できたでしょうか。この夏休み,大きな事故や事件の報告もなく,元気にみなさんが登校できたことを大変,嬉しく思います。また,県の総合体育大会や吹奏楽コンクール,葛南総体での皆さんの活躍ぶりは,とても素晴らしく,久寺家中の伝統に新たな1ページを刻んでくれたと思います。
今日から始まる2学期は1年で一番長い学期です。体育祭や合唱コンクールなど,みなさんの手で作り上げる行事があります。今まで学んできたことやこれから学習すること,日々の取り組みの成果やみなさんの想いをOUT PUTできるといいなあと思います。また,3年生にとっては,進路選択,そして進路決定まで,新たな人生の一歩を踏み出すための大切な時期を迎えます。重要なことは,他人と比較するなど,周囲に惑わされることなく,しっかりと自分の目標を持って,それに向かって計画的に,地道に努力を重ねることだと思います。ぜひ,頑張ってください。
さて,ちょっとこれを読んでみてください。
「自分がしないで,だれがする。」
どんな意味か分かりますか。
これは,「自分が,しなかったら,誰もしなくて困ってしまうかもしれない。だから,自分が進んで行動するようにしよう。」という意味です。
例えば,友達が1人で寂しそうにしていたとします。そのときに,「どうしたの,何かあった?」と声をかけようかどうか迷っていたとします。「このまま,自分が声をかけなかったら,もしかしたら誰も声をかけないかもしれない…。だから,自分が声をかけよう。」そう思って進んで行動することです。
でも,この文で「が」の点を取ると困ったことになってしまいます。
「自分がしないで,だれかする。」
こうなると「ぼくは,私は,自分からはやらないよ。どうせ誰かがやってくれるからね。」というようになってしまいます。
例えば,教室で「ちょっと手伝って!」と先生に言われたときに「ぼくが,私が,やらなくても,どうせ誰かがやるでしょう。」と思ってしまったことはありませんか。そうではなくて,「ぼくは,私は,しっかりと手伝うぞ。自分がしなければ,誰もやらないかもしれないから。」そういう前向きな気持ちで行動することが大切です。
「自分がしないで,だれかする。」ではなく,「自分がしないでだれがする」そんな気持ちを持って,自分から何でも実行できる人を目指し,充実した2学期にしていきましょう。今日から始まる2学期,皆さんの活躍を大いに期待しています。
今日から2学期が始まりますが,引き続き子どもたちの応援団として,本校の教育活動へのご理解,ご協力をお願いいたします。