校長室より

2024年3月の記事一覧

お世話になりました。

3月31日をもちまして、湖北台西小学校を退職することになりました。5年間という校長としては長い間勤務させていただき、西っ子たちや保護者の方々、地域の皆様とたくさん交流できたことは私にとって宝物です。
この5年間本当に様々なことがありました。一番大きかったことは、やはりコロナウイルス感染症による学校への色々な影響です。着任した1年目の年度末が近づいたころから臨時休校が始まり次年度の5月まで続きました。そこから約3年間感染予防対策の期間が続き様々な制限がかかりました。リモートによる集会や林間学校、修学旅行の中止などがあり、西っ子たちにとっては残念なことの多い期間だったと思います。しかし、そんな中いろいろと悩みながら何とかしていこうと工夫を重ねていったことは、その後の学校生活にも生かされてきています。PTAの皆さんにも西っ子バザールの実施に向けて、一生懸命考えていただきました。「西っ子のために!」という強い気持ちで、みんなが団結することができました。着任したときに「西小なので“チームウェスト”でがんばりましょう」と話しましたが、本当に素晴らしいチームだったと思います。
先日の辞校式で、西っ子と職員から心のこもった手書きの卒業証書をいただきました。38年間の教員生活の最後をこの湖北台西小学校で迎えられたことは本当に幸せです。4月からは手賀沼の対岸にある「手賀の丘青少年自然の家」で働くことになりました。学校とは違った形で、子どもたちと関わっていきたいと思います。
これまで大変お世話になりました。ありがとうございました。

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あの日から13年たちました。

13年前の今日、東日本大震災が起こりました。本校では亡くなられた方のご冥福を祈って黙とうを行いました。


あの日私は、市内の小学校で教務主任をしていて、低学年の子どもたちがもうすぐ下校という頃、大きな揺れに襲われました。訓練とは全然違うということは子どもたちにも伝わったようで、校庭に避難した時に泣いている子もいました。その後、児童の引き渡しや一次避難場所となる体育館の準備など、余震が続く中職員がみんな忙しく動いていたことを覚えています。私にとって、初めての経験で、どうすればいいのか悩みながら動いていました。東北の方と比べたら非常に軽い被害だと思いますが、その時の自分の頭の中は、大変なことになったという思いでいっぱいでした。
今日の給食は「災害用非常食をたべてみよう」ということでアルファ米でした。栄養士からは「一人一人が自分で準備をすることが大切です」という話もあり、午前中に各学級にアルファ米の袋と水が配られ、子どもたち一人一人が水を入れて準備をしました。食べてみると、思ったよりおいしいという感想が多かったようです。


1月には能登半島で大きな地震がありました。報道等で被害の様子などを聞くたびに、我孫子でもいつ起こっても不思議ではないという気持ちになります。また、このところ千葉県でも小さな地震が繰り返し起きています。常に備えていかなければと考えています。ぜひ、ご家庭でも備蓄を準備したり避難の時のきまりを確認したりなど、万が一に備えていただければと思います。

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