学校再開にあたって
本日から子どもたちの分散登校が始まりました。明日の入学式を終えると、やっと1~6年生全学年がそろい、令和2年度湖北台西小学校のスタートです。子どもたちと過ごせる喜びをかみしめつつ、教育活動を進めていきたいと思います。
学校再開にあたっては不安をかかえる保護者の方も少なくないのではないでしょうか。子どもたちの健康・安全が一番ですが、学習も保証しなくてはならない、どちらの方が大切と言い切ることはできません。今、社会が抱えている問題もその辺にあると思います。感染拡大は避けなければならないが、経済は回していかなければならない、健康で安全に生活するとともに、生活の維持、収入の確保も考えていく必要がある、一つの価値観では対応できない状況が目の前にあります。
今年度から本格実施となった新指導要領が求めているものは、このような正解のない状況に対応できる力であり、未来の社会で活躍する子どもたちに身に着けてほしい力です。コロナが引き起こしたこの状況によって、それが明確になったといえるかもしれません。
先日お配りした「分散登校開始にあたって、本校の感染予防対策について」というお手紙で分散登校時とその後の学校生活についてご連絡しました。給食での対応や机の配置、1学期中の授業の進め方等について、感染を防止しつつ学校生活を送るための本校なりの工夫です。学校の施設や人員配置の関係で、まだまだ不十分に感じられる点もあるかと思います。ご不明な点がありましたら、いつでもお問い合わせください。
保護者の皆さんも私たち学校職員も、思いは一つ「すべては西っ子の将来のため」です。それに向けては様々な思いや考え方があると思いますので、“チームウエスト”みんなで意見を出し合ってより良い方法を創り出していきたいと考えます。
我孫子市立湖北台西小学校
土山 勇人