校長室から

笑顔と感動溢れる温かい半日!3年生を送る会

 3月2日(火)、「3年生を送る会」を実施しました。残念ながらコロナ感染拡大防止のために保護者・地域のみなさんの参観はご遠慮いただいたのですが、学校運営協議会委員3名の方が生徒たちの頑張りを見守ってくださいました。生徒は、全校が一堂に会してとはいきませんでしたが、1・2年生の発表を3年生は体育館で、3年生の発表を1・2年生はズームを利用して教室で見ながら、笑顔と感動が溢れる温かい時間が「あっ」という間に過ぎ去っていきました。
 まず1年生の発表ですが、オリジナルの脚本で1年生らしくかわいらしい笑いあり、歌あり、ダンスありの発表でした。3年生への感謝の気持ちはもちろん、今後に向けて「未来は自分の力で切り拓こう」というメッセージがしっかりと込められており、3年生の心にも十分に伝わったのではないかと思います。
 続いて2年生、こちらもオリジナルの脚本でしたが、3年生にアンケートをとって創作した劇でした。3年生思い出の合唱曲も含め、やはり笑いあり、ダンスありの堂々とした発表で、3年生たちも懐かしさいっぱいに引き込まれ、自分たちがたどってきた数々のエピソードの中に3年間の成長を感じることができたのではないかと思います。
 そして、何よりも両学年ともに役者はもちろん、道具・背景・照明など、裏方も含め学年生徒全員で取り組んだ様子が感じられ、1年間を通して本当によく成長したと改めて思いました。そして、映像を通しての学年合唱の発表でしたが、コロナ禍で練習が例年通りにできない中、工夫しながら精一杯の歌声を披露しました。
 この送る会の目的は、お世話になった3年生に感謝の気持ちを伝えることですが、もう1つ、1・2年生はこの発表を何が何でも成功させて、新しい学年に進級するためのステップとすることです。そして1・2年生はその証を全校に向けて堂々と宣言したようにも感じる半日でした。
 最後の3年生の発表は、公立入試の真っ最中であり、やはりコロナ禍もあって、十分に練習する時間も取れない中でしたが、代表生徒の感謝の言葉や学年合唱での一人ひとりの真剣な表情には、この送る会だけではなく、ここまで15年間、お世話になった全ての人たちへの心を込めた感謝の発表であったように感じました。
 次は送る会を終え、いよいよ2週間後に迫った卒業式です。1・2年生の参列は叶いませんが、送る会以上の入念な準備で3年生の門出を祝う、そして3年生はさらなる感動と感謝の1日になるように、生徒たちのさらなる頑張りを大いに期待したいと思っています。

※ここに掲載している以外の写真は「生徒活動の様子」にアップしています。