校長室から

魂で繋いだ襷!第73回東葛駅伝大会

 19日(土)、第73回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が悪天候の中、野田清水公園陸上競技場スタート、松戸市立中部小前ゴールの32.3㎞で10区間の選手が襷をつないで行われました。東葛地方の全公立中71校がすべて参加し、交通規制までしながら実施する全国でも例を見ない大規模で伝統のある大会です。
 本校の選手は夏の合宿を始めとした辛く厳しい練習を乗り越えて、第11位という成績を収めました。残念ながら生徒たちが設定した目標(7位以内)には及ばず、悔しさを滲ませる選手もいましたが、実は、これは本校規模(生徒数)の学校としては、とても頑張った順位だと思っています。本当に、東葛駅伝を走る選手を10人揃えるというのは大変なことであり、サポートの選手や付き添いの選手も含めた一人ひとりが全力を出し切った成果であり、十分に胸を張っていいと思っています。
 そして、今年の選手たちは、ここまでの自分たちの努力に自信をもって堂々と高い目標を設定したのです。葛南駅伝大会でも男女アベックでの県大会出場という好成績を残したこともあり、自分たちのレベルが上がっていることを実感し、目の前の壁を自ら高くしたのです。そんなことから帰校後の報告会では、結果に心から満足している選手はただの一人もいませんでした。その代わり、この悔しさをエネルギーに変え、次の県駅伝大会に向けて自分がやるべきことやその決意、応援してくれた保護者・仲間たちへの感謝の言葉が語られていました。
 私も生徒たちにはさらに次の目標に向かって前進してほしいと願っていますが、結果云々に関わらず、また、選手として走った生徒もサポートに回った生徒も、ここまで途中で挫折することなく厳しい練習をやり抜いたこと自体が、それぞれの大きな成長に結びついていると考えています。今後、いろいろな場面で失敗することやうまくいかないことがあっても、駅伝チームで頑張った生徒たちは、それを乗り越える心の強さを手に入れたとも思っています。彼らのこれからの学校生活、県大会はもちろんですが、特に3年生はそれぞれの進路に向け、ここまで走り抜いてきたことを自信にして精一杯頑張ってくれることと期待しています。
 選手の引率、並びに応援、激励に足を運んでいただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。

※大会の様子(写真)については、「生徒活動の様子」のページにアップします。