校長室から(令和5年度)

修学旅行

 

 7月9日~10日の1泊2日で修学旅行が行われました。

 いつもより少し早起きして、眠そうな児童もいましたが、遅刻者もなく予定通りにバスが学校を出発しました。バスの中では、レク係を中心に楽しいレクで盛りあがりました。途中高速道路で雨が降ってきて天気が心配になりましたが、最初の目的地の東照宮に着くころには、曇り空になっていました。道路が空いていたこと、子どもたちが素早く行動したことで、予定よりも早く東照宮に到着しました。

  東照宮見学後、徒歩で昼食場所まで移動し昼食をとりました。食後楽しみにしていたお買い物タイムがやってきました。ここでは、事前に立てた買い物計画に従って、家族や自分へのお土産を買い、大満足の笑みでいっぱいになりました。

 次に行ったのは、華厳の滝。エレベーターから降りたときの気温差にちょっと驚いたのも束の間、豪快な水しぶきをあげて落ちる滝に大喜び。展望台まで届く水しぶきも心地よく、自然が作り出す雄大さと、美しさをバックにいろいろなポーズをとって記念写真を撮りました。

 華厳の滝の余韻を残しつつ次に向かったのは、湯滝。華厳の滝とは違った趣があり、滝つぼから少し離れたところで、水遊びを楽しみました。ここでも運のいいことに、水遊びを楽しむスペースができるぐらい人が少なかったこと、天候も晴れ間がのぞいたことなど水遊びに絶好なタイミングでした。そして、水の冷たさに狂喜乱舞の子どもたち。川辺での水遊びの約束でしたが、透明で美しい水に誘われ、ついつい浅瀬から川の深淵へ進んで、洋服を濡らしてしまった子も出たほどでした。

 濡れた児童の着替えを済ませ、宿泊地、奥日光小西ホテルに向かいました。ここでも予定よりも早く到着することができました。ホテル到着後、荷物の整理等をゆっくり済ませ、源泉の見学に徒歩で出かけました。源泉特有の硫黄の匂いに苦戦した児童もいましたが、ぷくぷくと湧き出す源泉に手を入れたり、白い湯気に包まれた小さな源泉小屋が建ち並ぶ風情ある景色を楽しんだりしました。また、帰り道、湯元温泉街にある、足湯『あんよの湯』へも立ち寄りました。少し熱めの湯でしたが、1日歩き回った足の疲れがとれ、野生の鹿とも遭遇することもでき、みんなで足湯を楽しむことができました。

 宿に帰って、夕食を済ませた後、この日の最後のイベント、日光彫りの体験をしました。カーボン紙を使って考えてきたデザインを手鏡やペン立て、ミニアルバムなどに写し取り、初めて使うひっかき刀に悪戦苦闘しながらも、子どもたちは作品作りに没頭しました。難しい部分は日光彫の職人の先生に手助けしてもらいながら、約1時間後、完成した作品を手にすることができ、旅のよい思い出の品になりました。

 2日目は、朝から晴天でした。ホテル出発の会を済ませホテルの方々に見送られながら三本松園地へ向かいました。ここでは、戦場ヶ原の見学と学年全体で男体山をバックに記念写真を撮りました。男体山は、中禅寺湖の北岸にそびえる雄大な山で、この日は、1点の曇りもなくその雄姿をバックに収めることができました。

 その後、バスレクで楽しむ中、緑が濃く、絶景のいろは坂を下り、修学旅行最終目的地の日光江戸村へ移動しました。江戸村では、グループごとに事前に立てた行動計画に従って、展示の見学や芝居を見たり、江戸時代の文化を体験したりしました。また、広大な敷地に武家屋敷など実物さながらの町並みが再現された江戸村での体験は、社会科で学習する江戸時代をさらに深めることができることでしょう。

 こうして全ての日程を終え、帰路につきました。帰路のバスの中では、児童から、「もっといたかった」、「とっても楽しかった」、「たくさん思い出ができた」等の感想が聞かれ、今回の修学旅行が大成功に終わることができたと思いました。

 最後になりましたが、朝早くからお見送り、そして到着時にはお出迎えとお骨折りいただいた保護者の皆様、修学旅行へのご協力ありがとうございました。

 

 

       

 

 ▲東照宮にて

           

 

 

 

 

 ▲華厳の滝にて

   

 

 

   

 

 ▲湯滝での水遊び

   

 

 ▲足湯『あんよの湯』

 

 

   

 

  ▲日光彫体験

       

 

 

 

 

 ▲三本松園地の三猿の像で

   

 

 

 

 ▲戦場ヶ原(三本松園地で男体山をバックに学年で)

 

 

 ▲江戸村にて