校長室から

ようやくさっぱりしました!

 7月13日(木)に本校で飼育している羊、「スペード」の毛刈りを行いました。体育館を会場にして、飼育を担当している4年生、初めて毛刈りを見学する1年生、柏鳳保育園の園児の皆さんが見守る中、いよいよ毛刈りのスタートです。今年は都合によりこのタイミングでの実施となり、スペードもこの日を心待ちにしていたと思います。毛刈りの先生は、今年も工藤悟先生にお願いしました。

 工藤先生は自己紹介の後、専用のバリカンを使って10分ほどできれいに毛刈りをしてくださいました。刈り取ったあとの「スペード」を見てみんなびっくり!1ヶ月で約1cm、1年間で約12cm以上伸びた毛が見事にきれいに刈り取られたのですから!

 

 ほっそりとして驚きの姿になったスペードを見て、驚いたり喜んだりする声があちらこちらから聞こえてきました。中には「かわいい!」の声も。工藤さんから「量がある割に軽い」と、今回刈り取った毛の重さは2㎏ちょっととのことでした。この量の毛からは、大人の男の人用のセーター3人分ぐらいが作れるそうです。

 子どもたちからもたくさん質問が出ましたが、「毛刈り失敗したらどうするの?」という質問に、「失敗したら人間と同じでお薬を塗ります。でも羊は出血量が少ないです。草食獣である羊は、怪我をして血が流れていると肉食獣の標的になります。そうならないよう体から出る血の量が少ないのです。」と答えてくださり、みんな「なるほど!」と感心していました。

 質問の後は、広げられた毛を触る体験です。「ふわふわだね!」「すごく軽くて柔らかいね」などの感想を聞くことができました。なかなか普段できない体験に子どもたちは終始笑顔でした。

 刈った毛は4年生の総合的な学習の時間で使うことになっていますが、「どうしようかな?」と子どもたちは想像の幅を広げていました。今年も貴重な体験が出来ました。工藤先生ありがとうございました!