6年生平和リレー講座
12月6日(水)に、6年生は平和リレー講座を実施しました。
我孫子市では、平和事業の一環として「広島・長崎派遣中学生リレー講座」を開催しています。このリレー講座は、平成27年度に戦後70年の記念事業としてスタートしたそうです。今日も6年生の児童が派遣中学生の先輩たちから平和をテーマにした授業を受けました。
授業では、派遣中学生から広島や長崎で自分が体験したこと、見たこと、感じたことを聞きました。「原爆は世界のいくつの国に落とされたでしょう?」というクイズに、子どもたちはいくつか数を答えていましたが、日本にだけ落とされたという答えを聞き、中には声が出てこない子もいました。世界で唯一の被爆国であるということ、また、その影響で多くの人が亡くなったことなどを学びました。
その後、グループワークで身近な平和について考え、授業の最後には「平和な世の中にするために今日から自分ができること」をテーマに、「平和の木」の葉っぱに平和のメッセージを記入しました。
子どもたちはこの学びを通して、「自分の大切な人が亡くなったらとても悲しい」「今の生活を続けていくことができなくて困る」「たくさんの人が亡くなる戦争を絶対にしてはいけない」など、戦争の恐ろしさや悲惨さを学び、自分事として捉えることができました。そして、そのような世の中にしないためにも今日から自分ができることについて考え、葉っぱに記しました。
今年で戦後78年を迎え、実際に戦争を体験した方々が少なくなってきています。しかし、中学生の先輩から言葉のバトンを渡された子どもたちには、戦争の恐ろしさや悲惨さを風化させることなく、平和の大切さを次の世代に繋げる・伝えていくという使命ができました。今日のこの学びを基に、これからも平和について学校でも各学習の中で取り上げていきます。
今日のリレー講座でお世話になった講師の先生方、アシスタント、スタッフの皆さん、そして我孫子市民会議委員と我孫子市役所企画政策課の皆さん貴重な機会をいただきありがとうございました!