守破離(しゅはり)の意味とは
「守破離(しゅはり)の意味とは」
守破離(しゅはり)は、日本での茶道・武道・芸術等における師弟関係のあり方の一つで、日本文化が発展・進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。我孫子市内の中学校の武道場にもこの守破離(しゅはり)を壁に大きく掲げている所もある。
「守る」
最初は、師匠に言われたことを徹底して受け継ぐ。
型を守ることである。型を守る修行を行うことから始めるのが肝心
である。
「破る」
その後、受け継いだ型を自分と照らし合わせていく。
自分に合ったより良い型を造ることで、既存の型を破る。
自分流の誕生である。
「離れる」
師匠の型を破り、そして自分自身が造りだした型の上に立脚した個
人は、型から自由になり型から「離れて」自在になれる。
今、どの学校現場にも若い先生方が増えている。
長く培ってきた教育技術も正しく適正に受け継がれていってもらい
たいと願う。
ベテランの先生方の持っている教育技術を守り(受け継ぐ・盗む)
そして若い先生方が自分の技術に造り替え(破り)、自分自身が造
り出した技術に立脚した個性的な教員(離れる)に将来なっていっ
て欲しいものである。