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2022年12月の記事一覧

6年生租税教室

 本日は柏税務署から講師の方をお迎えして、6年生対象に租税教室を行っていただきました。

 6年生はいろいろな税について知っていました。所得税、消費税、法人税、たばこ税、自動車税、住民税・・でも、これ以外にもたくさんの税があることには驚いていました。

 さらに、これらの税は「国税」「地方税」に分かれていることや、税を徴収した後はどうなるのかについては知りませんでした。しかし、使い方については国会で話し合って決めることなどは知っていて、「では、なぜ必要なのか」ということにフォーカスしながら租税教室は進みました。

 私たちは「当たり前」のようにいろいろな施設・設備等を使用しています。道路、橋、信号、公園・・・さらに警察や消防になどのライフラインに関するものでさえ、当たり前にあるものと考えています。

 しかし、実際はすべて税金で賄われています。税金がなければ「個人負担」しか方法はなく、非常に困ることが多く表出してきます。

 そのようなことをわかりやすくまとめたアニメを見ることで、子どもたちは税の大切さを学んだようです。

 「当たり前」は、ない。すべてが「有り難い(あることが難しい)」と、校長はことあるごとに話しています。感謝の心を育てるとともに、国民の3大義務「勤労」「教育」「納税」への意識が高まるように、今後も指導していきます。ご家庭でもよろしくお願いいたします。

学力向上のための授業改善

 ご存じのように学校では学力向上のための授業改善を目的として、テーマを決めて年間を通して授業研究をしています。本年度は「主体的に学び合い、豊かに表現する児童の育成」を目指し、「国語科における読み解く力を育む授業実践」をテーマとして取り組んでいます。

 

 この2年間で大きく変わったことは、1人1台端末(タブレット)配付により、「ICT活用の授業」を展開するようになったことです。活用時間の目標値も設定されました。

 また、本校の「教育目標」「グランドデザイン」でも提示していますように、「探求のプロセス導入による学びの質の向上」「プログラミング的思考による自己分析能力の研磨」「思考スキルの活用による思考の論理化の推進」といった、学びの質を上げるための工夫を、主に高学年で行なっています。

 この画面にある表が「思考ツール」の「クラゲチャート」です。今回の学習では、上の丸の中(クラゲの胴体部分)に自分の考えを入れ、下の丸の部分(クラゲの足の部分)にその根拠となることを入れるようにしていました。足の部分の付箋の色が違うのは、黄色は自分が見つけた根拠、ピンクは同じ考えの友達が見つけた根拠と分類しています。

 このように自分の考えを論理的にしていくためのツール(手段)が「思考ツール」です。子どもたちはこれを活用することで自分の考えに対して自信をもつことができていました。

 さて、子どもたちは1人1台端末(タブレット)の対象ですが、実は教職員の分はありません。(破損した場合に備えて数台の予備はあります。)しかし、それでは指導する側が慣れないという悩みがあり、できる限り子どもが帰った後に学校に置いてある端末を利用して教職員も研修しています。

 あるクラスで授業を行い、それを教職員が参観し、放課後に検討するという「校内研修会」を実施しています。外部からも指導者をお呼びし、様々なことを教えていただきます。

 その校内研修会でも、職員が受け身にならないよう(アクティブラーニング)、小グループに分かれ、自分の意見を出し合ってまとめ、発表する活動をします。

  その研修の際に、子どもたちのタブレットを借りて、子どもたちと同じようにジャムボードを利用して意見をまとめ、交流をするようにしています。これだと他のグループの話し合った内容も手元ですぐに確認することができます。

  習うより慣れろ‥ではありませんが、我々教職員も日々、このような具体的な活動を通して、指導の力量を高めるように努力しています。

  このような経験が、さらに授業の中で生きてくると考えています。

南部子育連書き初め大会のご案内

 11月にお配りした「南部子育連書き初め大会のご案内」という文書を、昨日、メールで再配信させていただきました。

 12月2日に参加申し込みを締め切りましたが、参加人数に余裕がありますので再募集と言うことです。

 冬休みの宿題になっている「書き初め」を、落ち着いた環境で、しかも専門の先生に指導いただきながら書くことができます。参加費がかかりますが、日本の伝統である「書き初め」を、南部中学校の広い体育館で、しかも他の学校(【南部小学校・みずき小学校)の人たちと一緒に体験できますのでおすすめです。

 詳しくは本日メール配信の添付資料、または以下の画像でご覧ください。

 申し込みは12月16日(金)まで延長いたします。400円の徴収は当日ですから、申し込みは切り取り線以下の部分だけで大丈夫です。何かの紙に書いていただいての提出で構いません。

 お待ちしています。

サッカー・ミニバス交流会

 12月3日【土】にサッカー・ミニバスケットボール部の交流会が行われました。

 サッカー部は、南部小学校・みずき小学校・清水台小学校・二ツ塚小学校・山崎小学校の5校が二ツ塚小学校校庭に集まって行われました。

 ミニバスケットボール部は、南部小学校・みずき小学校・清水台小学校・山崎小学校の4校が山崎小学校体育館に集まって行われました。

 本年度から野田市の球技大会がなくなったため、希望校で集まって交流会として実施した次第です。

 どの学校も練習時間がない中、チームワークを意識して練習をしてきました。ですから、一生懸命さがよく伝わってきました。

 最後にはみんなが笑顔で閉会式を行うことができました。

 「楽しい思い出」として小学校生活に刻まれたら幸いです。

 たくさんの保護者のみなさん、当日の応援や送り迎えなどのご協力をいただき、ありがとうございました。

6年生キャリア教育講演会

 12月1日(木)に外部講師をお招きして6年生対象のキャリア教育講演会を開きました。

 講師は昨年に引き続き来ていただいた野田鎌田学園の副校長・宮川さん、陶芸家の金井さん、(株)SANAIを経営されている待山さんと保護猫の譲渡会をされている市民活動団体あいねこの栗原さんです。

 SANAIの待山さんはペットショップ等を経営されていますが、栗原さんとともに「不幸なペットを作らない」「ペットと家族がつながることで家族が幸せになること」を目指しているそうです。

 この日はその他にもゴールデンレトリバーのバディくんも一緒に来てみんなを和ませてくれました。

 保護猫活動は譲渡会などもされているそうですが、それ以外にもノラ猫に不妊手術を施すことにも力を入れているということでした。不妊手術をすることで殺処分されてしまうネコを作らないという目的を持っていらっしゃるということです。

 何もせずに放置しておくと、たったの3年で1匹のネコが2000匹のネコを生むという話を聞いて子どもたちも驚いていました。

 

 ノラ猫で避妊手術をしたことがわかるように耳をカットするのだそうですが、その耳の形から「さくらネコ」などと言っているそうです。この辺の話は初めてお聞きしたので素晴らしい活動だなと思いました。

  金井さんは中学生の時に「陶芸家になる」と決意し、高校を選ぶ時もその後も自分で決めた道を進むために大変な努力をされたというお話しをしてくださいました。自分の生きた証を残せる仕事がしたかったということです。

 「自分の決意は口に出して言うべきだ」「口からプラス(+)になることを出すと『叶う』という文字になる」と、いうお話は心に残りました。

 鎌田学園の宮川さんは一流の飲食店で働いた経験を活かし、今は「職に関わる人を育てる」という活動をされています。

 ささっと手際よく飾り包丁の入った作品を作られていました。この作品をいただいた子どもたちは大喜びでした。

 中にはこんな大作をいただいた子もいました。

 宮川さんは「『食』というのは『人が良くなる』と書く。人を喜ばせることができる職業なので誇りに思う。」とおっしゃっていました。また、今、働いたり勉強をしたりして積み重ねたことが「幸せ」になるというお話も心に響きました。

 どの先生も「人の役に立つ。自分以外に人を楽にさせる。」ですとか、「普段の努力が大切。努力をせずに夢は叶えられない。」ですとか、「どんな仕事もまずはコミュニケーションの力が大切となる。だから、あいさつや返事は人として大切な要素である。」ですとか、「いろいろなことにチャレンジしよう。その時に真剣に向き合えば感動を味わえることができる。それが自信につながる。」などといったことを、自らの経験を通して教えてくださいました。

 非常に含蓄のある、お話でした。

 「経験した者にしかわからないことがある。」というお話がありましたが、本当にいろいろな経験(努力)をされてきた先生方だから、我々の心に響いたのだと思います。

 先生がた、お忙しい中来てくださり、ありがとうございました。

5年生 ガンダムアカデミア(プラモデル授業)

 先日、株式会社バンダイスピリッツさんが取り組んでらっしゃる、「ガンダムアカデミア」という、プラモデルを通して、ものづくりへの取り組みなどについて学ぶ、総合的な学習の授業パッケージを5年生が体験しました。

 サイトで申し込み(申し込みは文科省が定める小・中・高等学校のみ)、実際のプラモデルを組み立てるところから始まります。

 このようなキットを送っていただきました。※非売品です。※

  ただ、プラモデルを体験するだけではなく、作り手の思いや工夫を感じながら完成させるという目的があります。個人的にはかなり昔のプラモデルを体験してきましたので、今回のこのプラモデルにはいろいろな工夫があり、驚きの連続でした。かなり作りやすいものとなっています。

 わずか30分ほどで完成させてしまう子もいました。しかも、あまりこのような経験はないということでしたので、2度、驚きました。

 組み立てて話し合った後、今度は工場の様子を動画で見させていただき、さらに深くものづくりを学んでいきます。

 以上のような体験学習の流れも今回の体験学習のセットとなっていますので、わかりやすく、授業の展開も視野クスくて助かりました。

 この(株)バンダイスピリッツさんは他にも「ガンプラリサイクルプロジェクト」にも取り組んでらっしゃって、作り終わったあとの部品をつないでいた部分(ランナーというそうです)を回収し、マテリアルリサイクル・サーマルリサイクルなどを行なうなど、SDGzに寄与しています。

 このような取り組みも総合的な学習のテーマとなります。

 5年生のみなさんも楽しく学べ、満足していました。

 バンダイスピリッツさん、ありがとうございました。