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2025年1月の記事一覧

NO.11 日本人初!MLB野球殿堂入り!

 

 1月22日(水)にMLBの野球界殿堂入りが発表されました。

アジア人初、日本人初のアメリカ野球界の殿堂入りを果たしたのは、イチローさん(本命:鈴木一朗さん)です。

米野球殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した元選手らが対象です。全米野球記者協会に10年以上在籍する記者の投票で75%以上の得票が条件です。

 

【MLB通算成績】

大リーグ1年目の2001年にマリナーズで首位打者と盗塁王に輝き、アメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)と新人王を同時受賞しました。2004年にはメジャー新記録のシーズン262安打で2度目の首位打者を獲得しました。メジャーに在籍した19年間で2653試合出場、通算打率3割1分1厘、通算3089安打、117本塁打、780打点、509盗塁の記録を残しています。

  イチローさんは、日本人野手で初めて大リーグに挑戦し、走攻守に数々の偉業を達成した実績が評価されました。投票しなかった記者は、394人中わずか1人。イチローさんの得票率は99.7%だった。満票で殿堂入りを果たせなかったことに対して、メディアからの質問に答えたイチローさんの一言に私は心を惹かれました。それがこちらです。

  「1票足りないというのは、すごく良かったと思います。足りないものを補いようがないですけど、努力とかそういうことじゃないからね。いろんなことが足りない。人って。それを自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思うんです。これとそれはまた別の話なんですけど、不完全であるというのはいいなって。生きていく上で不完全だから進もうとできるわけです。そういうことを改めて考えさせられるというか、見つめ合える。そこに向き合えるのは良かったなと思います。」

  私としたら、満票で殿堂入りできたらとてもいいなと思いますし、史上2人目の満票であったなら歴史的快挙なので誰しもが「悔しい。」と思うところ、「足りない方がいい。自分なりの完璧をまだ探せる人生がある。」こんな発想をする人なんてめったにいないなと思いました。

 また、「不完全であるというのはいいな。」、「生きていく上で不完全だから進める。」この言葉から思うことは、イチローさんまだまだ成長するという意味に感じ取れます。51歳になる現在でも成長し続ける姿に脱帽です。「殿堂」の意味を調べたら、

「ある分野において特筆すべき業績を残した個人のこと」

 とありましたが、偉人(すごい人)と同じような存在になってしまうとイチローさんは考えたのではないかと思います。殿堂入りを果たしたと言って「偉人のように観てほしくない、ただ野球が好きで、ただ野球を楽しくこれからもやっていきたいイチロー。」をこれからも応援してほしいという意味のイチローさんの殿堂入りを果たした記者会見の一言であったと思います。

 白浜小の児童のみなさん、自分に足りないことはまだまだたくさんありますよね。私も足りないことが山ほどあります。自分の足りないことを明確にし、完璧を追い求めてこれから日々成長していきましょう。

NO.10 年始スポーツの結果は・・・

 NO.8で年始のスポーツ観戦についてお知らせいたしました。今回は、年始のスポーツの結果を紹介します。また、年始のスポーツで紹介し忘れたことも記載します。

1 箱根駅伝

1位 青山学院大 10時間41分19秒大会新        11位 順天堂大   10時間55分05秒

2位 駒澤大   10時間44分07秒             12位 日体大    10時間56分22秒

3位 國學院大  10時間50分47秒         13位 立教大    10時間58分21秒

4位 早稲田大  10時間50分57秒         14位 中央学院大  11時間00分13秒

5位 中央大   10時間52分49秒         15位 法政大    11時間03分16秒

6位 城西大   10時間53分09秒         16位 神奈川大   11時間07分28秒

7位 創価大   10時間53分35秒         17位 専修大    11時間08分53秒

8位 東京国際大 10時間54分55秒         18位 山梨学院大  11時間09分40秒

9位 東洋大   10時間54分56秒         19位 大東文化大  11時間10分38秒

10位 帝京大   10時間54分58秒         20位 日本大    11時間11分50秒

                       オープン 関東学生連合 11時間06分53秒

 前評判では國學院大が1位予想でしたが、やはり本番になると番狂わせが起こりますね。『あいたいね大作戦』が見事成功!8回目の総合優勝で青山学院大が今年の箱根路を制覇しました。私もテレビで見ていましたが、ドキドキ、ハラハラしたレースでした。

 また、我が母校、順天堂大は、シード権争いで惜しくも最後の追い込みで敗れてしまい、7秒差で11位という結果でした。また予選会からのスタートですが、本戦出場をしてくれることを信じています。

 チームの総合力と個々の力が、集結して見事優勝をした青山学院大ですが、辛い練習や日々の努力が実った結果だと思います。あきらめない気持ちや目標をもつことを知ることのできた今回の箱根駅伝でした。箱根駅伝を通して、スポーツの良さに改めて気づきました。白浜小の児童も、来年度のマラソン大会に向けて練習を始めてもいいのかなと思います。

 

2 春の高校バレー 

【男子】                    【女子】

優 勝:駿台学園(東京)             優 勝:共栄学園(東京)

準優勝:東福岡(福岡)              準優勝:下北沢成徳(東京)

第3位:市立尼崎(兵庫)/東亜学園(東京)       第3位:就実(岡山)/金蘭会(大阪)

 

  男女とも東京勢が入っています。バレー経験者の立場から見ると、「東京のバレーはやはりすごいな。」と感じます。それは、昔からジュニアの指導がしっかりされているからです。

 男子の駿台学園に関しては、インターハイ、国体、春高の三冠を達成しました。駿台学園監督の梅川監督は、もともとVリーグでアナリスト(データを集計し、戦術を考える人)経験者で、緻密な戦術をデーターバレーで分析し、徹底したバレーを展開していくプレースタイルで有名です。決勝戦をテレビで見ましたが、高校生の青春をたくさん感じた試合でした。試合に出ている人、ベンチに控えている人、惜しくも選手に選ばれなかった人が一体となり勝ち取った優勝と感じました。また、試合の最後に両チームの監督さんに挨拶に行くことや、敗戦してしまった東福岡は整列し、最後まで駿台学園の校歌を聞く態度駿台学園は、敗戦したチームのことを思いやり、コートをはけた後、胴上げをする等、相手を思いやる姿勢がすばらしいと感じました。

 スリータッチでラリーをするのがバレーボールです。ただボールを上げればいいという考えは通用しません。次にボールを触る人がどうしたら良い形で最後のスパイカーにトスを上げられるか、相手のことを考えてプレーをしなくてはいけません。相手のことを考えて行動することは私生活でも生かされます。次年度白浜小の児童にも伝える場面をつくりたいなと思います。

 

3 全国高校サッカー選手権大会

 優 勝:前橋育英高校(群馬)

 準優勝:流通経済大学付属柏高校(千葉)

 第3位:東福岡高校(福岡)/東海大相模高校(神奈川)

 

 年末年始のスポーツで忘れていた高校サッカー選手権大会です。『サッカー大国千葉県』と言われるくらい千葉県はサッカーが有名です。なんと今回、県予選を突破することが難しい千葉県で、代表に選ばれた流通経済大柏が見事準優勝という結果でした。

 決勝戦は前半1-1で終了し、後半、延長戦とゴールが入らず、PK戦へ突入しました。なんとPK戦は10人目まで挑戦するという歴代最高の人数が蹴った大激戦となりました。PK戦で私が一目をおいたのは、前橋育英のゴールキーパーです。8人目のPKの際、流通経済大柏のPKを止めた後、前橋育英の選手がすぐさま止められてしまった場面で、前橋育英のキーパーは外した選手に「次は絶対自分が止めるから、後は任せろ。」と言い放った一言に私は感動しました。チームスポーツの良さである、『助け合い』がでている一面だと思います。助け合いの精神を大切にすることを白浜小の児童にも体育を通して指導していきたいと思います。

 最後に・・・

 記事を書いていて思ったことは、私はスポーツ好きなんだなと改めて感じました。こんなに熱が入ってしまうなんて・・・。しかし、スポーツは人を幸せにする、感動させる、いろいろな面で人を成長させるといった効果があると私は感じます。運動が得意な人と不得意な人の二極化が取り上げられていますが、スポーツを観て、スポーツの良さを知ることやスポーツの見方や考え方で人は成長することを今回のブログで伝えたいと思いました。

 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

NO.9 なわとびで体力向上!!

 

 3学期の体育行事は、なわとび記録会です。

 今回は『なわとびで体力向上!なわとびがもたらす運動効果!』を紹介します。

 

1 持久力の向上

 持久力というと、ランニングなどを考えがちですが、縄跳びをすることも、持久力の育成に、大きな効果があります。縄跳びというのは、ボール遊びなどとは違い、常に自分1人で続ける運動です。しかも、跳び続ける場合には、途中で小休止ははさみません。一定のペースを守り、身体を動かし続ける必要があります。この点が、ランニングと似ています。間縄跳びを休まず跳ぶだけでも、かなりの持久力アップにつながると言われています。

 

2 筋力のアップ

 縄跳びは、子どもの筋力アップにも、大きな効果があります。

 最近、外遊びの減少で、簡単な運動ができない子どもが増えていますが、運動ができない要因として、下半身の筋力不足があげられます。走ったりする機会が少ないと、下半身の筋力が不足し、体幹も弱くなります。縄跳びをすることで、少ないスペースで、かつ効率的に、下半身の筋力を鍛えることができます。

 

3 リズム感の獲得

 縄跳びをうまく跳ぶには、一定のペースで、縄を回し、足を動かす必要があり、そのためには、リズム感の獲得が必須です。縄跳びをうまく跳ぶことのできない子どものほとんどが、リズム感に問題があると言われています。逆に言えば、リズム感さえ鍛えれば、縄跳びをうまく跳ぶことができます。そして、跳べば跳ぶほど、このリズム感は鍛えられます。

 

4 身長が伸びる

 縄跳びをただやり続けたからといって、劇的に身長が伸びるわけではありませんが、一定の効果は期待できます。大人でも、縄跳びをすると背が伸びるといわれるくらいですから、子どもにとってはその効果はなおさら大きいでしょう。背を伸ばすには、骨に適度な刺激を与えることが大切と言われています。ですから、ジャンプすることの多い、バレーやバスケをすることで、身長が大きく伸びる子どもがいるというわけです。これは縄跳びでも同様で、縄を跳ぶ際に、足の膝の骨が刺激されることで、身長の伸びがよくなると言われています。しかしながら、縄跳びはジャンプの動きしかありませんので、縄跳び以外に他の運動を取り入れると、より効果的かと思われます。縄跳びにプラスして、栄養面でサポートすることで身長をぐんぐん伸ばすことができます。

 

5 集中力の向上

 縄跳びは、一度跳ぶだけで終わりではなく、何度も何度も縄を回し、継続して多くの回数を跳ぶ必要があります。縄に足をとられることなく跳ぶためには、縄を跳ぶことに集中させる必要があります。回数を重ねれば重ねるほど、疲労がたまるため、集中が乱れやすくなりますが、そこを乗り越えていくことで、多くの回数を跳ぶことができます。このようなことの繰り返しが、結果的に集中力の向上につながります。

 

6 忍耐力の向上 

 縄跳びの効果として、忍耐力の向上もあげられます。

 多くの回数を絶え間なく跳ぶ必要のある縄跳びは、回数を重ねるにつれて、疲労がたまっていき、もうやめてしまいたい。と思う気持ちになる子どももでてきます。しかしながら、やめたいと思った時にやめてしまっては、大きな縄跳びの記録をつくることはできません。一度跳ぶのやめてしまったら、回数のカウントはそこまでです。自分の記録を更新していくためには、常に前回の自分との戦いです。自分に負けない、跳び続けなければならないという気持ちを縄跳びによってもたせることは、他の場面でも必要となる忍耐力の育成につながります。