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NO.11 日本人初!MLB野球殿堂入り!

 

 1月22日(水)にMLBの野球界殿堂入りが発表されました。

アジア人初、日本人初のアメリカ野球界の殿堂入りを果たしたのは、イチローさん(本命:鈴木一朗さん)です。

米野球殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した元選手らが対象です。全米野球記者協会に10年以上在籍する記者の投票で75%以上の得票が条件です。

 

【MLB通算成績】

大リーグ1年目の2001年にマリナーズで首位打者と盗塁王に輝き、アメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)と新人王を同時受賞しました。2004年にはメジャー新記録のシーズン262安打で2度目の首位打者を獲得しました。メジャーに在籍した19年間で2653試合出場、通算打率3割1分1厘、通算3089安打、117本塁打、780打点、509盗塁の記録を残しています。

  イチローさんは、日本人野手で初めて大リーグに挑戦し、走攻守に数々の偉業を達成した実績が評価されました。投票しなかった記者は、394人中わずか1人。イチローさんの得票率は99.7%だった。満票で殿堂入りを果たせなかったことに対して、メディアからの質問に答えたイチローさんの一言に私は心を惹かれました。それがこちらです。

  「1票足りないというのは、すごく良かったと思います。足りないものを補いようがないですけど、努力とかそういうことじゃないからね。いろんなことが足りない。人って。それを自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思うんです。これとそれはまた別の話なんですけど、不完全であるというのはいいなって。生きていく上で不完全だから進もうとできるわけです。そういうことを改めて考えさせられるというか、見つめ合える。そこに向き合えるのは良かったなと思います。」

  私としたら、満票で殿堂入りできたらとてもいいなと思いますし、史上2人目の満票であったなら歴史的快挙なので誰しもが「悔しい。」と思うところ、「足りない方がいい。自分なりの完璧をまだ探せる人生がある。」こんな発想をする人なんてめったにいないなと思いました。

 また、「不完全であるというのはいいな。」、「生きていく上で不完全だから進める。」この言葉から思うことは、イチローさんまだまだ成長するという意味に感じ取れます。51歳になる現在でも成長し続ける姿に脱帽です。「殿堂」の意味を調べたら、

「ある分野において特筆すべき業績を残した個人のこと」

 とありましたが、偉人(すごい人)と同じような存在になってしまうとイチローさんは考えたのではないかと思います。殿堂入りを果たしたと言って「偉人のように観てほしくない、ただ野球が好きで、ただ野球を楽しくこれからもやっていきたいイチロー。」をこれからも応援してほしいという意味のイチローさんの殿堂入りを果たした記者会見の一言であったと思います。

 白浜小の児童のみなさん、自分に足りないことはまだまだたくさんありますよね。私も足りないことが山ほどあります。自分の足りないことを明確にし、完璧を追い求めてこれから日々成長していきましょう。