2015年7月の記事一覧
その2 カウンセラーの眼「怒りを数値化する」
<カウンセラーの眼「怒りを数値化する」> 先日読み終わった「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」の中から、怒りをコントロールするテクニックを何回かに分かれて紹介します。
今日は、怒りを数値化する方法を紹介します。
1 怒りを感じたとき、怒りのスケールを思い浮かべ、数字を思い浮かべる。
0・・・まったく怒りを感じない状態
1~3・・・イラッとするが、すぐに忘れていまえる程度。軽い怒り。
4~6・・・時間がたってもざわつくような怒り。
7~9・・・頭に血が上るような怒り。
10・・・絶対にゆるせないと思うくらいの激しい怒り。
2 点数をつける意識を向けることで、怒りにストップがかかる。
3 自分の怒りを客観的に把握することで、気持ちが落ち着く。
***怒りの感情は、目に見えず心が振り回されるものであるころから、冷静に数値化することで怒りに振り回されなくなります。
夏日 その1 校長室コラム「各部活とも最終調整に・・・」
〈校長室コラム〉今日は、全国的に30度越えの夏日になりました。 朝から蒸し暑い中を来週末の地区総体に向けて、各部活動とも、練習試合や練習に汗を流していました。
午前中、西小オープンスクールのあと矢板中に行くと、玄関付近は、駐車出来ないくらい車が停まっていました。これらの親の車を見て、保護者の皆様のお子様にかける期待と意欲を大いに感じることができました。
私は午前中、西小学校でオープンスクールがあったので、参観させていただきました。西小の子供たちの様子をよく見てまいりました。どの学年も、真面目に一生懸命取り組む姿が印象的でした。
その3 校長の道徳授業4「5組で実施」
<校長の道徳授業4「6校時、5組で実施」> 今日の6校時、資料名「キャッチボール」で、授業を公開しました。
生徒の実態が十分に分からない中での道徳授業ですので、どのように授業が展開するのか? 生徒の意見や発言が出てくるのか未知数の中で、五味渕流道徳に引き込んでいく楽しさや面白さを感じつつ今年度も授業をやっています。
5組の生徒たちは、たくさん挙手をして、発表したいという意志が、十分感じ取れました。
後半部、「ロールプレイ(役割演技)」では、主人公、明夫君の心の言葉、本音の言葉を引き出そうとカットを何度も行うのも、このような授業を行う醍醐味だと感じています。1時間、よく聞き、感じ、考えてくれた時間だったと生徒たちにも感謝しています。
***今日の授業には、市教委から塚原課長さんや青木先生、薄井先生、東小の小川校長、泉中から君島先生も参観に来校していただきました。モチベーションの高い、ロールを使う、褒める、100名発言させるなど、「アクティブ・ラーニング」や平成31年度からの「特別の教科道徳」への示唆になることを願っています。
その5 カウンセラーの眼「メール(LINE)送信で心掛けたいポイント」
<カウンセラーの眼「メール(LINE)送信で心掛けたいポイントとは・・・」> 企業等が、社員教育で取り上げられている一つが「アンガー・マネジメント」です。「アンガー」とは、「怒り」です。「怒り」をどのように自分でコントロールするかという心理学を言います。
今日は、その中で「メールを送信するときに、心掛けたい8つのポイント」を紹介します。
1 曖昧な表現はしない。
2 誤解のない具体的な表現にする。
3 感情的に相手を非難、否定するような表現は避ける。
4 感情を伝えたいときは、気持ちを「私は・・・」にして、伝える。
5 相手の感情的な表現には振り回されない。
6 お願いするときは、「恐れ入りますが」「お手数をかけますが」などの”クッション言葉”を活用する。
7 1回のメールには、1用件を心掛ける。
8 1文は短めに、3行続いたら改行するなど、読みやすいレイアウトにする。
***自分や相手に「アンガー(怒り)」を呼び起こさせない記入をしてほしいと思います。
参考文献「アンガーマネジメント怒らない伝え方」戸田 久実著 かんき出版 2015年
その2 カウンセラーの眼「いじめ目撃時の対応(新聞記事)」
いじめ目撃時の対応(日本教育新聞記事)
(PDF 上の新聞記事の部分をクリックすると記事を読むことができます)
<カウンセラーの眼「いじめ目撃時の対応」> 上のPDFの記事に注目しました。
矢中は「Happinessな中学校」をMISSIONに、日々、生徒たちは前向きに生活や学習、部活動、生徒会活動などに打ち込んでくれています。このようなことから、本校では「いじめ0」を目指して、担任を含めた学年や職員たちが目配り、気配り、指導、支援に当たっているところです。
PDFの新聞記事を読むと、「いじめ」を目撃したとき、小学校5,6年の子供の約6割は「止めようとする」「先生に知らせる」という結果が出ています。それが、中学1年、2年、3年になるにつれて、「止めようとする」「先生に知らせる」割合が半減してくるのが気になりました。
その4 カウンセラーの眼「魔法をかける」
<カウンセラーの眼「魔法をかける 原 晋著」> 原 晋(はら すすむ)という方をご存じでしょうか?
原 晋さんは青山学院大学陸上競技部監督で、今年の「箱根駅伝」で青学を往路優勝、復路優勝、総合優勝に導いた方です。
予選落ちを続ける青山学院大学に、電力会社の営業マンが「監督」になり、どのように優勝させていくのか、興味深く読ませていただきました。
本の内容の中で3点、紹介します。
1つ目は、監督になるときの心構えは「覚悟」であるということです。陸上の理論や技能、技術指導力ではなかったそうです。
2つ目は、陸上部の学生の「人間、人間性」だそうです。立派な施設より、優秀な選手を集めるよりも優先するのは、「人間」としてしっかりしている選手、自分の目標を設定し、それに向けてきちんと努力のできる選手を連れてくるのだそうです。
3つ目は、学生の自主性や部員たちの話し合いを尊重し、叱咤激励をすることなく、部員には「月間目標管理シート」を書かせて、できた(達成できた)ことをほめて伸ばすそうです。
***原 晋さんの「監督術」は、他の監督さんの指導理論とは大きく異なっていることが驚きと興味を感じました。この本は、校長室に置いてありますので、興味のある方は声をかけてください。
参考文献「魔法をかける」原 晋著 講談社 2015年
その3 校長の道徳授業2「7組で実施」
<校長の道徳授業2「7組で実施」> 今日の1校時、7組で実施しました。校内の職員9人も参観していました。
7組の生徒にとっては、はじめての校長の授業とあって、私のパワーと高いモチベーションに圧倒されたのか? なかなか発言がなかったのですが、次第に手を挙げたり深まる発表もできるようになってきました。
***あと、5クラスで授業を行うことになっています。午前中、市内の小学校から来週火曜日の5校時に3名職員が参観したい旨の電話がありました。 「五味渕流道徳」のエキスやノウハウを本校食委員も含めて学んでいただけるとありがたいです。
7月8日(水)その2 校長室コラム
「矢巾町、中2男子の自殺事件 発生」
<校長室コラム「岩手県矢巾町で、中2男子の鉄道自殺事件 発生」> 昨日そして今日の報道で大きく取り上げられる事件が発生しました。
今日の職員会議の校長の指示事項、1番目に「生徒、個々へのきめ細かな対応」「学級全体での指導と支援のあり方」「夏休み中の生徒への関わり」等について、全職員に話をしました。
***「Happiness2」「進化する矢中」という今年度の矢中のMISSIONにプラスに働きかける言動についてはおおいに褒め、残念ながら逆行するような生徒の行為や行動については、厳重に対応、対処していこうと思います。
その3 カウンセラーの眼「グッドマンの法則」
<カウンセラーの眼「グッドマンの法則」とは・・・> 「顧客満足」(CS Customer Satisfaction)という言葉をニュースなどで耳にすると思います。企業では、「顧客満足度」を調査し、収益増加の重要な資料となっています。
さて、グッドマンの法則とは、アメリカのジョン・グッドマン氏が1970年代に発表した法則です。
その第1法則は、不満をもった顧客のうち、苦情を申し立て、その解決に満足した顧客の該当商品、サービスの再購入決定率は、不満をもちながら苦情を申し立てない顧客より高い。
第2法則は、苦情処理に不満を抱いた顧客の非好意的な口コミの影響は、満足した顧客の好意的な口コミに比べて、2倍も強く影響を与える、というものです。
このグッドマンの法則を矢中の学校経営に活用できないものかと考えました。私を含めた管理者は、顧客(生徒や保護者、地域)を満足させることだけを考えて、日々、実践していることが多いと考えます。
顧客を満足させるという目線ではなく、これからは「顧客が満足する」ような戦略や戦術も考えていかないといけないと考えています。
***参考文献「中学校」NO,741 全日本中学校長会編集 平成27年6月 P2P3
その2 下野しんぶん塾(1年)
<下野しんぶん塾(1年)> 今日の5,6校時を利用し、体育館で「下野しんぶん塾」を行いました。
講師には、下野新聞の桐生 典夫先生と小林 達彦先生にお願いしました。
学習内容は、
1 新聞の特徴についての説明
2 インタビュー体験
3 見出し付け体験
4 まとめと質疑 で、2時間たっぷりの内容でした。
生徒たちは、興味津々と講師の先生の話を聞きながら、演習をしていました。今回の学習を活用して、総合的な学習の調べのまとめや日々の教科学習でのノートの取り方などでも活用できると思いました。