県内活動報告

2025年11月の記事一覧

令和7年度 栃木県公立小中学校教頭会第63回研究大会報告

令和7年度 県教頭会第63回研究大会報告

 

 令和7年11月21日(金)、第63回栃木県公立小中学校教頭会研究大会は、栃木県教育会館、コンセーレ、とちぎ青少年センターの3会場にて盛大に開催されました。 本年度は「未来を切り拓く力を育む 魅力ある学校づくり」を大会主題に掲げ、「自立・協働・創造」をキーワードとして、多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、成功裏に執り行われました。午前中は全体会に続き、講演会を実施いたしました。

ご講演には、宇都宮市にてNPO法人青少年の自立を支える会 ファミリーホーム「はなの家」代表の石川 浩子様にご登壇いただきました。演題「社会的養護の現状 ~養育の現場から~」のもと、里親型グループホームにおける日々の養育現場での貴重なご経験に基づいたお話をいただきました。

石川様は、ネグレクトや虐待を経験し「はなの家」に入所する子どもたちが、自ら暮らす環境を選択する権利を持たないまま、様々な事情を抱えてそこへやって来る現実を語られました。そして、「入所しても見知らぬ人たちと暮らし始めなければならない。そこで生き抜く子どもたちの大変さや頑張りを深く理解してあげてほしい。」と、参加者である教頭・副校長に対し、深い理解と継続的な支援の必要性について、心に響く力強いメッセージを送られました。

午後は、6会場12分科会に分かれ、熱心な提言発表と研究協議が行われました。参加者は、他の学校の教頭・副校長が直面する具体的な課題とその解決策を共有するとともに、自身の学校運営上の課題について、異なる環境や経験を持つ同職からの客観的かつ多角的な意見を得ることができました。本大会は、参加者一人ひとりがそれぞれの学校運営における課題解決の糸口を見出し、職能の向上と課題解決に繋がる、極めて有意義な研修機会となったものと確信いたします。

 

   

1 大会主題    未来を切り拓く力を育む 魅力ある学校づくり

2 期  日    令和7年11月21日(金)

3 会  場    栃木県教育会館・コンセ-レ・とちぎ青少年センター

4 日  程 

5 記念講演

講演  

演題 「社会的養護の現状 ~養育の現場から~」

講師  ファミリーホーム「はなの家」 代表 石川 浩子 様