豊っこ日記

1年 ユニセフ教室

2月22日、オリンピック・パラリンピック教育の一環として1年生がユニセフ教室を行いました。
日本ユニセフ協会の講師の方が、世界の子どもたちがおかれている状況を1年生にも分かるように解説してくださいました。
講師の先生が持っているのはモニターに映した子どもが付けているリングです。
腕の太さがが数字で示されていて一目で分かるようになっています。
とても細いので子どもたちもびっくりしていました。
 
世界では6秒に1人、5歳以下の子どもが亡くなっています。
その原因とユニセフが支援している対応策を説明します。

栄養が不足しているところに、川の水を飲んで感染し、命を落とす子どもが多くいます。
子どもは水を確保する重要な労働力として、1日何回も水をくみに行きます
モニターに映した子どもように、水がめに水を入れて運ぶ体験をしました。

とても重く、大人でも腰を痛めてしまいます。
ユニセフでは、安全な水を住居の近くで確保するために井戸を作る援助をしています。

死因の5位はマラリアです。マラリア原虫を媒介するのはハマダラカです。
感染しないためには、この夜行性の蚊に刺されないようにするしかありません。
ユニセフでは日本の最先端の技術を使った蚊帳(かや)を支援しています。
この蚊帳は、糸に殺虫成分が練りこまれており、蚊がネットに触れると死ぬように作られています。
世界の中には、このような状況の子どもたちがいること、そして、ユニセフをはじめ世界の人々が支援していることを
具体的な子どもの事例と映像と体験を通して学びました。
他の学年の子どもにも受けてもらいたい授業でした。