最近の学校の様子から

自主学習の題材として(環境問題編)

児童の皆さん、休校中の課題は順調に進めているでしょうか。
教科書やプリント、ドリルなどの学習以外にも、いつも行っているような自主学習もよいですね。
校長先生から、そんな自主学習のヒントとして、関心をもってほしいなと思うものをいくつか紹介します。
(大人も刺激されるサイトです。お子さんと一緒にご覧になってはいかがでしょうか。)

★筑波にある国立環境研究所の動画サイトです。
トップには、テレビにも出演している五箇公一先生のコロナウイルスについての話が聞けます。
わかりやすくて、なるほどと思える内容です。
「国立環境研究所動画チャンネル」

このサイトには、中学生向きですが、
地球温暖化の日本の第一人者である江守正多先生の温暖化についての詳しい説明も聞くことができます。

★国連広報センターのサイトです。
いろいろなジャンルがありますが、「環境」をクリックしてみましょう。
この中から、いくつか紹介したいと思います。

よく全校朝会で話していたプラスチックの話が動画になっています。
まずは、「空飛ぶレジ袋」
CMで見た人もいると思います。
そうやってプラスチックが海洋に流れ着いて、たまっていくのです。
その結果・・・「プラスチックの海」
(鳥の内臓を調べたりという場面もあります。ご注意ください。)

そして、このまま何も対処せずに温暖化が進んでしまうと・・・、
2050年にはこのような天気予報が流れているはずです。
「世界気象機関(WMO):2050年の天気予報(NHK)」
このような地球の状況について、抗議している若者もいます。
スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさん17歳です。
下の動画は、去年の9月に国連気候行動サミットに招待され演説した、熱のこもったスピーチです。何かを感じてほしいです。
「国連気候行動サミットにおけるグレタ・トゥーンベリさんのスピーチ(日本語字幕版)」
このスピーチ以降、グレタさんは「環境活動家」として紹介されることが多くなりました。
彼女は環境活動家なのでしょうか。いや、一高校生です。
一高校生の環境に対する切実な訴えを、今この星に生きる人たちがどれだけ聞く耳をもち、行動していくことができるのか、そこに地球の未来はかかっているのだと思います。

もう一つ。「インド:絶滅の危機に瀕する野生のトラ」
世界中で、絶滅の危機に瀕している種があります。
私たちに何かできないでしょうか。

★自主学習の進め方の例
(1)動画サイトを見る。
(2)動画を見た感想をまずは書く。
(3)自分にできることは何かないか、複数考えて記録する。
(4)考えた手立てが、実現可能かどうか、家族や知人に聞いてみたり、ネットで調べてみて、分かったことを記録する。
(5)実現できそうな手立てを、自分で実行してみて、記録する。
(6)以上のことをまとめて、例えば家族に向けて発表(プレゼン)をする。

という具合に進めるのはどうでしょうか。
すそ野を広げて、関連した記事や出来事をもっともっと調べていくというのもよいと思います。

いろいろなことに関心を広げていってほしいと思います。
地球人として、できることをみんなで取り組んでいきたいと思います。