最近の学校の様子から

令和3年オーバーシーディング

9月29日、30日に夏芝の上に冬芝の種をまく工事を行いました。
夏芝はバミューダグラスのティフトンという種類です。
全国の競技場で使われている葉がやわらかい芝です。
夏芝は今が盛りで、この後は伸びが止まり、秋には葉を茶色く枯らして、冬は休眠します。
根は生きているので、来年の春になると緑の葉を伸ばし始めます。
南鶴牧小学校の芝生が1年中緑なのは、
冬の間は冬芝が夏芝の間から緑の葉を伸ばしているからです。
冬芝はペリニアルライグスで、これも競技場で使われている冬芝です。
冬芝は夏の暑い時期を越すことができないので関東以南では1年草です。
夏芝の上に冬芝をまいて育てることで、1年中緑の芝となるだけでなく
冬芝が夏芝を保護してくれます。
 
まず、深さ5㎝の穴をあけていきます。
土に空気を送り、穴に種を落として定着させやすいようにします。
 
今年は穴あけと並行して種まきをしました。
いつもの種「ソプラノ」が手に入らなかったため、今年の種は「ゲイター3」です。
どちらも同じペリニアルライグラスです。7袋、約150㎏まきました。

今年は種まきとエアレーション(穴あけ)を同時並行で行ったため
種をすり込んで種を地面近くや穴の中に落としました。
鉄の器具を取り付けて、ゆっくりと何度も引いて種をすり込みました。
 

2日目、昨日、千葉から取り寄せた大きなトラック2台分の砂を厚さ2mmでまきました。
去年までは3mmの厚さでまいていたので、今年は薄く被覆しました。

最後にいつものように遅効性の肥料を8袋まきました。
4~5日で発芽し始めます。
今夜から明日にかけて、台風16号が接近し、大雨が降りそうです。
種が流されることが心配です。

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