最近の学校の様子から

ツマグロヒョウモン

タテハチョウ科のヒョウモンチョウの仲間、
ツマグロヒョウモンの写真を校庭で撮ることができました。
昔は西日本以南でしか見られませんでしたが、
最近は関東地方でふつうに見ることができるようになりました。
温暖化とともに、パンジーの苗が秋から売り出されていることも関係しているようです。
ツマグロヒョウモンの幼虫の食草はスミレの仲間です。
もともと春から夏にかけて植えられていたパンジーやビオラは
最近は秋の庭に大量に植えられるようになり、卵を産む場所が増えました。
そして、住宅地に植えられている都市を伝って北上しやすくなったというのです。
都市は温かく食草に困らないツマグロヒョウモンにとっては天国のような所なのでしょう。
 
上の写真はオスです。尾の先に黒いバンドがあります。
先が黒いので「ツマグロ」という名前が付いたのでしょう。
 
上の写真はメスです。前の翅(はね)の先が黒いので容易に区別がつきます。
メスの特徴の方が「ツマグロ」ですので、こちらの方が名前の由来かもしれません。