最近の学校の様子から

山座同定 丹沢

見える山の名前を特定することを山座同定(さんざどうてい)というそうです。
屋上から見える丹沢の山々を写真に撮って調べてみました。
丹沢山系の大山から大室山(おおむろやま/おおむろざん)までの写真を
無料アプリケーションソフトを使って山の名前を表示させてみました。

▲大山(雨降山/あふりやま/1252m) 霊山。丹沢大山国定公園の中心地の1つ。
2016年に文化庁の日本遺産に認定。
相模湾からの水蒸気が登り、雨雲がかかりやすいため雨がよく降るという。
▲三の塔1205m
▲行者ケ岳1209m 三の塔~行者ケ岳~塔の岳(1491m)へ続く表尾根が見えている。
行者ケ岳から丹沢三峰(たんざわみつみね)の中峰(円山木の頭/えんざんぎのあたま/1360m)までは
アプリではピークの表示がないので丹沢山地の中心部の塔の岳、丹沢山(1567m)、
丹沢山系の最高峰蛭が岳(ひるがたけ/1673m)がどれなのか、見えているのか不明。
▲丹沢三峰(たんざわみつみね) 南(写真の左)から太礼ノ頭(たれいのあたま/西峰)、円山木の頭(中峰)、
本間ノ頭(東峰)と連なる丹沢三峰の中峰がアプリには表示されていた。
中峰から富士山の間には西丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる/1601m)の表示が出ていたが、
写真ではピークが分からない上に、塔の岳、丹沢山、蛭ケ岳の奥にあるため写真には書かなかった。
▲富士山(3776m) 丹沢山系でなく独立峰。
多摩ニュータウンからは手前に丹沢があるために頂上しか見えない。
▲黍殻山(きびがらやま/1273m) 丹沢三峰の1本西側(写真の奥側)の北へ連なる尾根(丹沢主脈)にある山。
▲大室山(おおむろやま・おおむろざん/1587m) 丹沢主脈の西側に北へ連なる尾根(丹沢主稜)の北端の山。

丹沢山地は秩父山地と合わせて関東山地と呼ばれています。
丹沢は約1500万年前フィリピン海プレートに乗った南の火山島でした。
フィリピン海プレートに乗って北上を続けて約600万年前に本州にくっつきました。
その後、約100万年前にフィリピン海プレートに乗って北上してきた伊豆半島が本州にくっつき、
丹沢山地は北に押されて盛り上がったそうです。
ですから、丹沢山地からは暖かい海に生息するサンゴの化石も出ます。
地球の力は恐るべし。