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10月22日(土)その2 子育て・親育ちの眼「幸せを構成する」

<子育て・親育ちの眼「幸せを構成する4つの因子」> 「幸せ」って、どういうことですか? と聞かれたとき、皆さんはどう答えるでしょか?
〇幸せを構成する4つの因子・・・・・・「幸福」の研究をしている慶應義塾大学院の前野隆司教授の研究を紹介します。
●幸せの法則の一つは、「収入」が多いということです。 年収7万5000ドル(約750万円)までは、収入に応じて「感情的幸福」は比例するそうです。 ただし、それ以上に収入が超えても「感情的幸福」は上向きにならないそうです。

●幸福感が長続きする要素は、健康、自由、愛情、環境などの「非地位財」があることだそうです。

●「多くの財産があると幸せか?」という国際調査では、そう思うと回答した割合ではロシア(70%)、中国(70%)、日本(65%)、ドイツ(37%)、イギリス(21%)、アメリカ(16%)という結果が出ました。 日本では、6割以上が財産があると「幸せ」と答える反面、4割弱は「幸せはお金じゃない」と答えています。

●前野教授は、87項目の調査を行い回答をコンピュータ処理して因子分析したところ、「幸せ」には4つの因子が大切であることが分かったそうです。 その4つの因子は、次のとおりです。
1つめ・・・「やってみよう」(自己実現と成長の因子)
2つめ・・・「ありがとう!」(つながりと感謝の因子)
3つめ・・・「あなた(自分)らしく」(独立とマイペースの因子)
4つめ・・・「なんとかなる」(前向きと楽観の因子) 
******これらの4つの因子を考えたり心がけることで、「幸せ」になれる確率が高まるとそうです。 「やってみよう」「ありがとう」「自分らしく」「なんとかなる」を口ぐせになると、あなたに「幸せ」が舞い込むかもしれません。   参考文献 プレジデン社「プレジデント」(2016,10,3) 38,39頁から引用