日誌

7月8日(金)その2 子育て・親育ちの眼「吾日三省」

<子育て・親育ちの眼「吾日三省」> 「三省(さんせい)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 私の記憶では、図書出版会社の「三省堂」は、この論語の中の一説「三省」から社名をつけたと思います。

〇論語 学而第一4「吾日三省吾身」から・・・・・・原文は次のとおりです。
 曾子曰。 吾日三省吾身。 為人謀而不忠乎。 興朋友交而不信乎。 傳不習乎。 

読み下し文は次のとおりです。
 曾子(そうし)曰(いわ)く。 吾(われ)日に三たび吾が身を省(かえり)みる。 人の為(ため)に謀(はか)りて、忠(ちゅう)ならざるか。 朋友(ほうゆう)と交わりて信(しん)ならざるか。 習わざるを伝うるか。 

意味は次のとおりです。
 曾子が言うことには、「一日に3回我が身を振り返ります。 人のために心から考えただろうか。 友と会うときに、誠実でいられただとうか。 そして自分でもうまく理解できていないことを、(中途半端な知識のまま)人に伝えはしなかっただろうか。」と。 
******私の持論に、「反省のないところに、成長はない」があります。 人は何歳になっても未熟であり、私などは日々反省の連続です。
 このようなことからも、生徒たちには、今日の一日の行動を寝る前に「反省」し、よりよく改善、進化できる人間になれることを願っています。