日誌

6月7日(火)曇り その1 子育て・親育ちの眼「母という生き物」

<子育て、親育ちの眼「母という生き物は?」> 「母」という生き物は、子供に寂しい思いをさせていることをいつでも罪深く忘れないと言われます。 「働いている母親」は、特にそう感じています。
〇私が働いているから・・・・・・子供の問題行動と母親が働いていることはイコールではありません。 「しつけがなっていないと言われると」 → 「母親が働いているから・・・」
「子供が宿題忘れや忘れ物が多いと担任から言われると」 → 「母親が働いているから・・・」
「子供が家に閉じこもったのは」 → 「母親が働いているから・・・」など、など・・・。
これらは、まったく論理的でもなく、研究結果も出ていません。 日本文化に残る、「良妻賢母」「待つ、耐える母」像があるからかもしれません。
〇子供は、放っておかれる時間で育っていく生き物です・・・・・・24時間四六時中、母親が子供に関わっていることでの過保護、過干渉の弊害の方が大きいかもしれません。
子供への「愛情」は、毎日、短く、色濃く伝え、あとは放っておいた時間で自立や自活の芽が育っていくのご安心ください。
***高濱正伸 著「働くお母さんの子どもを伸ばす育て方」実務教育出版 2015年