日誌

6月20日(月)その3 子育て・親育ちの眼「10代の脳は未成熟」

<子育て・親育ちの眼「10代の脳は未成熟!」> 新聞広告を見て、この本の題目が面白そうだと思い、注文して今、読んでいます。 図書名は「10代の脳 ~反抗期と思春期の子どもにどう対処するか~」 フランシス・ジェンセン博士(ペンシルバニア大学教授) 文藝春秋社 2015年です。

〇学習に関して、10代の脳は?・・・・・・これまで、10代の脳について研究があまりなされなかったそうです。 そこで、ジェンセン博士が研究した結果を本にして報告しています。
中・高校期、10代の脳は、驚くべき器官で、きわめて活発に働き、驚異的な学習も成し遂げる力を持っています。ただし、脳が未成熟がゆえに、「ながら勉強」をしていると、記憶が半数(50%)以下に低下してしまいます。 
ジェンセン博士の実験としては、勉強に100%集中して記憶したものを100%とすると、勉強しながらテレビを見たり、勉強しながらスマホをいじったりしながらの記憶は40%から50%に低下してしまうという結果でした。 
そして、10代の脳は記憶能力が未成熟なために、「覚える能力」が弱く、低いために、何度も繰り返し覚える学習をしなくてはならないという結果も出ています。
******この「10代の脳」の実験結果から、短時間でもいいので学習に集中して行い、何度も繰り返し学習することで、用語や単語、方程式などが記憶できます。
是非、今回の「中間テスト」勉強で試してみてください。