日誌

12月9日(金)晴れ その1 子育て・親育ちの眼「子どもの貧困」

<子育て・親育ちの眼「子どもの貧困に対応 高知市」>この秋に開催された「全国民生児童委員大会」で高知市から発表された事例を紹介します。
〇民生児童委員らが校内で朝食提供・・・・・・高知市内の2つの小学校で、月1回、市内の民生児童委員さん方が集まり、「ごはん」と「味噌汁」の朝食を提供する活動を行っています。
●この小学校では、5%が朝食を食べていない。 遅刻する7割が朝食を食べていないことが分かりました。 朝食を食べない子に聞くと、「おなかがすいて、友達と遊ぶことができない」という答えが返ってきました。 

●そこで、市内の児童民生委員さん方は、「朝食」の提供を考えたそうです。 小学校には、「朝ご飯の日」を児童全員(人間関係を配慮)に連絡。 希望する児童には「申込書」と1食につき「100円」を出してもらうことにしたそうです。
なお、家庭によっては「100円」が出せない児童には他の児童に分からないように無料で食べられるように配慮したそうです。 

●朝食提供の日は、朝6時30分に児童民生委員が集合し、家庭科室で調理をはじめます。お米は知人らの寄付で買う必要がないくらいに集まったそうです。 

●月1回の朝食の提供で、貧困問題の解消するわけもなく、現在は月2回の朝食提供を検討しているそうです。
******北中の生徒たちについては、昨日の「校内学校保健委員会」で紹介された調査結果では、全員が何かしら「朝食」をとって登校してきているようです。 朝食をとらないで登校すると、午前中脳に十分血液が回らないために、知識、理解や記憶力も低下します。 学力向上の上でも、バランスの良い「朝食」が大切です。  
 参考文献 日本教育新聞社「日本教育新聞」(2016,12,5) 12面から