日誌

3月23日(木)晴れ 子育て・親育ちの眼「一晩寝かせたカレー」

<子育て・親育ちの眼「一晩寝かせたカレーは美味しいか!?」> 午前中は強風もなく、春を感じる陽気でした。ただし花粉は飛んでいるようです・・・。
〇一晩寝かせたカレーは美味しいか!?・・・・・・「一晩寝かせたカレーは美味しい」とよく言われます。美味しいかどうかは個人の好みですが、作った日と翌日のカレーの風味が変わるのは確かなようです。
●ハウス食品の開発研究所グループ長の大上忠宏さんによると、「旨みが増すわけではなく」、時間をおくことで、「カレーの味や香りに変化が起き」、「違う美味しさになる」という回答でした。

●一晩おいたカレーの味の変化 3点から・・・1スパイスの香り成分が、少なくなる分、味がマイルドに感じられる。
2アミノ酸などの旨み成分が、ジャガイモやタマネギなどの具材に吸収され旨みがしみこむ。
3デンプン質・・・じゃがいもが煮崩れ、デンプン質がカレーに溶け出す。カレーソースのとろみが増すなど、味に広がりが出る。 

●開発研究所グループ長の大上さんの話では、カレーのスパイス本来の風味を味わうなら、「出来たて(作りたて)」がよいとのことでした。

●ただし、一晩おいたカレーは、熱に強い「ウェルシュ菌」が発生します。この「ウェルシュ菌」を大量に摂取すると、6時時間から18時間後に下痢や腹痛などの症状を起こすので注意してほしいそうです。

●「ウェルシュ菌」は43度から47度が最適な増殖温度だそうです。できれば、パックに小分けして冷蔵庫に保存するのがよいそうです。次の日、一日置いた鍋を温める場合は、最低15分間は加熱してほしいそうです。
******美味しく、安全なカレーを味わってください。  参考文献「読売新聞」(H29,3,23) 18面から