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12月8日(木)晴れ その1 子育て・親育ちの眼「不満の軌道修正」

<子育て・親育ちの眼「不満の軌道修正を」> 不満を言う人たちは、落ち着いて状況を眺めることができないようです。 
〇エディー・リッケンバッカーの話から・・・・・・彼は第一次世界大戦のさなか、太平洋の真ん中に「いかだ」で21日間も漂流するという苦難に遭遇しました。
●そのとき、「飲み水と食料が十分にあるなら、どんなことにも絶対に不満を言うべきではない」と語ったそうです。

●「あなたは最近、不満に思っていることは何だろうか?」 それは本当に「命にかかわる」ほどの問題なのだろうか。 もし不満を言いたくなったら、「感謝」しなければならないことを紙に書き出してみてください。 
書き出した「感謝」の例・・・今、健康である  家族も健康だ  住む家がある  給料がもらえて生活ができる  仕事がある  子どもが結婚した  友達がいる  など。
******「不満」が言いたくなったときは、「感謝」していることをたくさん紙に書き出すことで、「不満」が消えていくそうです。お試しください。
  参考文献 ジェフ・ケラー著「できる人とできない人の小さな違い」 株式会社ディスカバー・トゥエンティワン 136,137ページから  

12月7日(水)その2 子育て・親育ちの眼「犬猫も心の病」

<子育て・親育ちの眼「飼い犬・猫も心の病になっています」> 最近、問題行動を抱えた飼い犬や猫が動物病院に来院しているそうです。
〇問題行動を起こす犬や猫たち・・・・・・犬や猫などを飼っている家庭が多くなっていると思います。 東京大学付属動物医療センターの武内ゆかり先生は、「問題行動を理由に1週間に2匹の犬や猫が通院してきています。最近、多くなってきています。」と話しています。
●問題行動とは・・・ 「攻撃行動」(飼い主をかむ行動)  「常同障害」(尻尾を追うようにぐるぐる回る。体をなめ続ける等の行動)  「分離不安」(不適切な場所で排泄をする。家具の破壊などの行動) などが見られるそうです。

●問題行動の原因として・・・・・・1 母親との離しがはやい(誕生から生後2ヶ月は母親や兄弟と一緒にいたほうがいい。 社会性が身につかないまま成長し、しつけが身につかないことがある。)
2 多頭飼いからのストレス
3 引っ越しや環境の変化から
4 室内飼いの増加から
5 飼い主からの愛情不足  などが原因のようです。変容に気づいたら早期治療と愛情をかける。ストレス発散をしてあげることだそうです。
 ******参考文献 「読売新聞」(2016,11,22) 15面から

12月6日(火)晴れ その1 子育て・親育ちの眼「カーッと・・・」

<子育て・親育ちの眼「怒りは健康によくない!」> 怒りと寿命についての興味深い記事を紹介します。
〇カーッとなるたびに寿命を少しずつ縮めます・・・・・・怒って興奮状態になると人は「アドレナリン」を活発に分泌します。「アドレナリン」には集中力を高めるプラスの作用がありますが、血圧や心拍数を上昇させ、体の循環器系に高い負担を与えます。高血圧の状態が続くと、心臓の負担がかかり「心筋梗塞」のリスクも高めます。 または脳内の血管が切れて「脳内出血」を起こすこともあります。

●興奮やイライラ状態になると、血中には「アドレナリン」の他に、「コルチゾール」というステロイドホルモンも増加します。この「コルチゾール」が過剰に分泌されると、体の免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの病気にかかる率が上昇したり、脂肪をため込む作用もあることから「肥満」につながることもあります。
 よりひどい状態になると、「うつ病」や「心の病」になるケースもあります。

●怒りや興奮、カーッとならない対策を3点紹介・・・・・・1 有意味感・・・辛い場面でもそれが何らかの意味をもつものとして認識する感覚。  
2 把握可能感・・・困難な状況を焦らず冷静に分析し、全体像を把握する感覚。
3 処理可能感・・・どんなに辛い立場でも、「何とかなるだろう」と思える感覚。 これら3つの感覚が高い人は、怒りや腹を立てにくいのだそうです。
******日々、穏やかに生活することが、長生きの秘訣のようです。   参考文献 プレジデント社「月刊プレジデント」(2016,12,19) 29ページから

12月5日(月)晴れ その1 子育て・親育ちの眼「言葉」 

<子育て・親育ちの眼「元気が出てくるアドバイス」> 今日、「小春日和」の日和の」ような元気の出るアドバイスを紹介します。
〇元気が出るアドバイスを紹介します・・・・・・「トゲトゲ・アドバイス(言葉)」をかけられ続けると、心が病んできます。 逆に「ニコニコ・アドバイス(言葉)」「元気になるアドバイス(言葉)」をかけらえると、やる気と意欲がわいてきます。
●人は何度やり損なっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、必ずものになる。(松下幸之助)

●強い熱意と情熱に支えられた努力を続ければ、今日不可能なことも明日は実現できる。(稲森和夫)

●もし私にユーモアがなければ、これほど長く苦しい戦いにはたえられなかったでしょう。(ガンジー)

●大事なことは、結果が出なくとも人のせいにしないことじゃないかな。悪いときに、つい誰かのせいにするけど違うんです。 自分自身に原因があるんです。 僕はずっとそう思い続けてきました。(三浦知良) 
******「七転八起」という四字熟語がありますが、ある人は「百転一起」ということを言っていました。 途中で何回失敗しても、最後に立てばいいんだという強い意味だそうです。 
参考文献 平 光雄著「一歩踏み出すための道徳」 廣済堂出版 2016年 P102から

12月4日(日)晴れ その1今週の行事予定

<今週の行事予定> 今日も暖かで穏やかな一日でした。 
〇今週の行事予定をお知らせします
●4日(日) 那須烏山マラソン大会(9時10分~)  県民祝賀パレード(10時20分~宇都宮市役所から県庁まで)  柔道強化練習会(県北体育館) 

●5日(月) 3年・特色選抜受付(16時から17時 各教室で)  清掃強化週間(~9日)  部活動終了16時25分・下校16時40分  あいさつ運動~9日 月曜①②③④⑤⑥

●6日(火) 3年・特色選抜受付(16時から17時 各教室)  部活動終了16時25分・16時40分下校  火曜①②③④⑤⑥

●7日(水) 学年朝会(2年生は人権教室・人権擁護委員来校)  生徒会立ち会い演説会・選挙  水曜①②③④⑤・生徒会選挙  部活動終了16時25分・16時40分下校 

●8日(木) 学校保健委員会  同窓会合同会議(17時00分~ 70周年行事関連)  PTA企画委員会(19時00分)  木曜①②③④⑤⑥  部活動終了16時25分・16時40分下校

●9日(金) あいさつ運動(登校時 生徒会役員 東小で)  生徒会専門委員会  清掃コンクール  部活動終了16時25分・16時40分下校  金曜①②③④⑤⑥ 

●10日(土) 町中学生海外派遣事業解団式(10時~11時50分 町改善センター)  
******大谷先生から19時過ぎに電話がありました。内容は発熱があり、医者に診てもらうと「インフルエンザA型」という診断が出たということでした。最短の復帰は8日(木)ということでした。
今週は生徒会立ち会い演説会と選挙があります。2組は3学年対応で、生徒会は他の担当職員及び全職員、生徒会役員で協力して準備や当日の仕事などを取り組んでほしいと考えています。     

12月3日(土)晴れ その1 子育て・親育ちの眼「叱れない」

<子育て・親育ちの眼「叱れない親世代」>産経新聞(H28,11,29)の3面に、以下のような記事が書かれていました。
〇小見出し 叱れない親「面倒くせーんだよ」・・・・・・スーパーでの場面です。4歳の男の子が棚に並んでいる卵のパックを次々に床に投げ捨て、踏みつぶしていました。
●その子は、店員からの注意にも悪びれずにいる。母親が駆け寄り店員の説明に対して謝罪するのではなく、「うちの子を犯人扱いして、もし違っていたらどうするの。育児というものは叱らないものよ。」 最後にその母親は、「面倒くせーんだよ」と悪態をついて帰っていったそうです。

●教育評論家の石井昌浩さんは、「少子化で兄弟が少なく甘やかされる子どもが増えたことも一因。自由放任のゆとり教育の忍耐力の低下も影響している。」と。

●文部科学省の「問題行動調査」では、小学生の暴力行為が平成18年度以降増え続けていて、平成27年度には過去最高の1万7137件を記録しました。 

●宮城学院女子大学の天童睦子教授は、核家族化や女性の社会進出、肥大化する育児負担などで、孤立した親たちが情報の海に溺れながら、マニュアル本やネットに寄りすがる光景が浮かび上がってきます。「目の前の子どもを見て、悩んでほしい。うまくいかなくて当たり前。子育ては親が成長する機会でもあるのだから。」と話していました。 
******天童教授の考えと私の30年前からの「子育て」の考え方が同じであることを嬉しく思っています。 「子育て」をしながら「親が親として成長、進化」してほしいと願っています。 

12月2日(金)晴れ 子育て・親育ちの眼「流行語」

<子育て・親育ちの眼「新語・流行語大賞」> 昨日、今年話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」の発表がありました。

〇新語・流行語大賞・・・・・今年の世相や政治、経済、ニュースなどから話題となった言葉が選ばれる賞で、年末のイベントになってきています。 
●その中で、年間大賞には、「神ってる」が選ばれました。 この「神ってる」は広島カープの緒方監督がインタビューの中で「鈴木選手に言った、神っていますね」が、「神ってる」に変化して若者の間に広まった言葉でした。
●選考委員特別賞には、「復興城主」(熊本市)が選ばれました。
●今年の流行語大賞ベスト10・・・・・・1「神ってる」  2聖地巡礼  3トランプ現象  4ゲス不倫  5マイナス金利  6盛り土  7保育園落ちた日本死ね  8ポケモンGO  9(僕の)アモーレ  10PPAP  でした。
******今年の流行語大賞ベスト10について、出所(でどころ)はどこ? などと、親子の会話ができるといいですね。 参考文献「毎日新聞」(2016,12,2) 26面から

11月30日(水)その2 子育て・親育ちの眼「読書と・・・」

<子育て・親育ちの眼「読書と読解力の関係」> OECD「PISA 2009」の資料が日本教育新聞に紹介されていました。
〇小説・漫画と読解力の関係・・・・・・15歳対象のこの調査では、活字の多い小説を週に数回読む集団とほとんど読まない集団の読解力(文章を正しく読み理解する力)では、テスト1000点満点で読む集団の方が「70点から80点」平均点が高いという結果がでています。
●100点満点の国語科テストに置き換えると、小説を読む集団の方の平均点の方が「7点から8点高い」という結果になります。

●次にコミック本(漫画)を週に数回読む集団とほとんど読まない集団の読解力テストでは、どのような差異が出ると思いますか?
 答えは、平均点では2つの集団にほとんど差はなく、同じという結果でした。 ただし、この調査で注目したのは「コミック本を週に数回読む」と回答した生徒の割合が「50%」(2人に1人)ということでした。
******読む力や創造力などを向上していく上で、「小説などの活字本」を読むことの重要性をこの調査から感じました。
  参考文献 日本教育新聞社「日本教育新聞」(H28,11,28)10面

11月29日(火)その2 子育て・親育ちの眼「悪い状況に」

<子育て・親育ちの眼「悪い状況にあるときこそ、別の能力が発揮される」> 人は誰でもプラスの道を歩いてばかりはいられません。 時として、坂道や峠にさしかかることもあると思います。
〇このような悪い状況や・・・・・・問題、失敗したときに、別の能力が発揮されること(恩恵)があります。それら7つを紹介します。
●1つ目・・・バランスのとれた物の見方ができるようになる。

2つ目・・・感謝の気持ちがもてるようになる。

3つ目・・・潜在能力を引き出してくれる

4つ目・・・変化を起こし、(まわりが)しかるべき行動をとるよう激励してくれる。

5つ目・・・貴重な教訓を与えてくれる。

6つ目・・・新しい扉(仕事や人間関係)を開いてくれる。 

7つ目・・・(決断と勇気を持つとき)自信と自尊心を築き上げてくれる。
******失敗の中で、模索、考えながら方向付けをして進むことで、人は一回り大きく育っていくと考えています。
  参考文献  ジェフ・ケラー著 「できる人とできない人の小さな違い」 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 2015年 p88,89から

11月28日(月)その2 子育て・親育ちの眼「江戸しぐさ」

<子育て・親育ちの眼「江戸しぐさ」> 今日の産経新聞3面に「過保護な大人が嫌うスポーツ」という小見出しの記事がありました。
〇全国高体連まとめ 平成27年度競技別登録人数によると・・・・・・10年前より増加している競技は、陸上、競泳、バドミントンなどです。これらの競技は接触プレーによるリスクが低い競技です。
●一方、ラグビーや柔道などは怪我のリスクを考えて入部数が減少しています。ラグビーは2万3146人(平成27年度)で、10年前からでは6千人以上も減少しています。「歴史的勝利」をあげたワールドカップのイングランド大会での日本チームの活躍はあるものの、各県ともラグビー部が減少しています。***参考文献「産経新聞」(H28,11,28) 3面から

〇江戸しぐさとは・・・・・・「江戸しぐさ」とは、江戸町民の公衆マナーであり、コミュニケーション・スキルであり、他者への優しさ・思いやりの心を表すものです。大都市、江戸の自治、治安を守ることから生まれてきた習慣でした。
●例えば、「肩引きしぐさ」・・・狭い道で、対向者とすれ違うとき、道路中央側に肩を引けばぶつからない動き。 
●「カニ歩きしぐさ」・・・もっと狭い道では、お互いが「カニ」の」ように横向きに歩いて通過します動き。 
●「こぶし腰浮かせしぐさ」・・・後から来た客が席に座れるようにと、先客たちが「こぶし」一個分ずつつめて席を空け、座らせるという配慮の動きです。 
******「江戸しぐさ」をインターネットで検索すると、50個ぐらいの「しぐさ」が出てきます。 北中の中でも、「江戸しぐさ」のいくつかが取り入れられないか、と考えているところです。