校長室から

表現すること


  5時間目ダンス、6時間目音楽の授業を見ました。自分を表現することは難しいのですが、関宿中学校の生徒が最近伸びてきた部分だと思います。先生方も恥ずかしがらず、にこやかにやっています。我々の年代はダンスなど学習指導要領にありませんでしたので運動会で照れながら「むらさき音頭」を踊ったくらいでした。何という曲かわかりませんが、速いテンポの曲を3年生のダンスリーダーはすでに完璧に踊れています。男子の表現は声も出てきました。
いつ覚えたのでしょうか。一緒に修学旅行に行ったはずなのに。流石です。
続けて音楽の授業を見ました。音楽の2人の先生(1人は教育実習生)はとてもにこやかに授業をします。歌っている曲は多少気になりましたが、実習生の精錬授業の都合だと思い、黙ってみていました。音を楽しむ雰囲気としては良いものでした。本校の音楽室は大きな桜木、埼玉県、茨城県と眺めは抜群です。生徒達は「眺めを何にたとうべき」♪とさわやかな合唱です。
滝廉太郎作曲 武島羽衣作詞の日本最古の合唱曲です。
春のうららの(7) 隅田川(5) のぼりくだりの(7) ふなびとが(5) 櫂のしずくも(7)花と散る(5)眺めを何に(7)たとうべき(5) 
まだ初めての授業で歌詞の意味を解釈をしていましたが5・7調で出来ています。と先生。
「情景を思い浮かべながら歌おう」と黒板に書いてあります。そのあともう一度歌いましたが生徒の表現力は確実に上がっていて、表情も豊かです。思わず私も口ずさんでしまいました。
昔から教科書にある曲で私も知っています。
職員室に戻ってそこにいた先生に得意げになんていう曲か知ってる?と尋ねるとみんな「わかりません。」若手の先生は「隅田川」と答えました。
この曲は、曲名当てクイズで必ず出る曲です。「花」という曲です。