校長室から

いざは普段なり

【保護者の皆様にメール配信した、関中だより7月号と同じ内容です。】

 早いもので、夏休みを迎える月となりました。4月以来、子ども達は学習や行事に全力を注ぎ、様々な経験を積み重ねながら成長しています。野田市は二期制のため、前期は10月の2週目まで続きますが、年間を通じた学校生活では夏休みで一区切りとなります。7月4日(木)は授業参観と保護者会を予定しておりますので、ぜひご参加ください。また、7月24日(木)から26日(金)まで全学年で三者面談を行います。お子さんの学校生活の様子や今後の課題について、お話しできるよい機会であると捉えています。特に3年生は、卒業後の進路について本格的に考えていく時期でもあります。ご心配されていることがあるかもしれません。どのようなことでも、遠慮なくお話しください。
 6月12日から3日間、3年生が京都・奈良へ修学旅行に行ってきました。行きも帰りも新幹線は、一両丸々、関宿中学校の貸し切り状態でした。私はこれまでも修学旅行の引率をしてきましたが、他校の修学旅行生が同じ車両に乗り合わせないことは初めてでした。周りに気を遣わずに、おしゃべりしたりゲームをしたりして優雅な移動時間を過ごすことができました。3年生は、宿泊先で食事の時間に配膳の手伝いを自ら行ったり、宿の方々へ心のこもった挨拶をしたり、見ていて感心しました。夕食の時間は会話が弾み、まるで同窓会でもしているような雰囲気で、3年生のこれまでの繋がりの強さを目の当たりにしました。2日目の夜に、「いざは普段なり」という話を3年生にしました。まさに3年生の普段の生活が修学旅行という特別な時間の生活に表れていると感じたからです。3年生には、この姿勢を大切にしながら進路開拓に向けて自信をもって取り組んでほしいと願っています。今回の修学旅行、京都では11年ぶりの記録的な暑さの中、誰一人熱中症にもならず元気に全行程を終了できたこと、本当に嬉しく思っています。
 7月20日から夏休みが始まります。子ども達の生活は、学校からご家庭や地域が中心となります。自律した生活が送れるよう、学校でも「夏休みのしおり」を使い、計画的に安全に生活できるよう指導しますので、ご家庭でも、特に交通事故や水難事故等の未然防止についてお話しください。7月10日から19日まで、夏の交通安全運動が実施されます。今年のスローガンは、「身につけよう 交通ルールと ヘルメット」です。自転車乗車用ヘルメットの着用は努力義務になっています。本校では、自転車通学者は必ずヘルメットを着用することになっていますが、通学以外で自転車に乗る場合も安全のためヘルメットの着用をしましょう。また、保護者の皆様も自動車を運転する機会が多いと思います。安全運転を心がけ、ご家族ともども安全安心な夏休み期間中の生活を送ってください。
                                     野田市立関宿中学校長 武田 光弘