校長室から

よろしくお願いいたします。

   4月1日に関宿中学校に着任しました森功です。よろしくお願いいたします。
 万緑の言葉が実感できる春となりました。学校の周りを見渡しますと草木に美しい花が咲き、心がわくわくするような躍動を感じます。このような素晴らしい季節の中、4月6日、令和4年度の学校生活がスタートしました。7日には入学式を挙行し、新たに15名の新入生を迎えました。
 本校の学校教育目標「知性と徳性を備えた、心身ともに健やかな生徒の育成」に向けて、令和4年度の目指す姿として、「社会に貢献しようと、生き生きと活動する生徒の育成」を掲げました。その具現化のため、我々教職員は生徒の主体性を重視し、自己有用感を育む教育活動の展開に力を尽くしてまいります。
 さて、始業式、入学式にあたり二つのことを話しました。
 一つ目は「今が未来を創る」ということです。現代社会は「予測不能なバーチャルと現実の融合社会」、いわゆるSociety5.0という社会に突入しました。これまでの既成概念が通用しない社会がやってきています。しかし、どのように社会が進展しても、科学技術が発達しても、人間は過去に戻ることも、一足飛びに未来に行くこともできないのではないでしょうか?ただ、「未来を創る」ことはできると考えます。今日、この日の学習が、この日の生活が、この日の練習が、明日の自分を作るのです。一日一日の積み重ねが「未来を創る」のです。「なりたい自分」「希望する未来」に向けて、今日の積み重ねを大切にしてください。
 二つ目は「挑戦の先には、学びと成長がある」ということです。新しい年度を迎えるにあたり、「今年度はこうしたい」「こうなりたい」という目標や、願いを胸の中に抱いているのではないでしょうか。ぜひ、その実現に向けて取り組んで欲しいですし、一歩を踏み出せないでいる時は「やってみよう!」の気持ちで踏み出してみてください。物事に取り組んだとき、上手くいった、いかなかったという結果がついてきますが、結果にこだわるのではなく、自分が成長できたかどうかにこだわって欲しいと思います。何かを為すために挑戦した先には、必ず学びがあり、その学びによって成長があります。結果を恐れず、学びと成長にこだわって、「やってみよう!」の気持ちで挑戦してください。
 私たち教職員も一丸となって生徒の成長を支えていきたいと思います。今後とも本校の教育にご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。

                   野田市立関宿中学校長 森 功