校長室から

誇り


 修学旅行に行ってきました。「9年間の集大成」としての修学旅行です。
1年生の入学から「修学旅行を成功させよう。」「自分たちで創る旅行にしよう。」と日々の生活から見直してきました。東京駅の出発集会から学校での到着集会まで、自分たちが友を意識し、クラスを意識し、旅行の成功を意識し、気遣い「やる・見る・支える」の課題を十分に実践してきました。
この生徒と旅行し、恥ずかしい思い・怒りたくなるような思い・情けなくなるような思いは全くありませんでした。むしろこの生徒を誇らしい気持ちになり、優れていると確信して得意な気持ちになり、自慢したく名誉に思う気持ちでいっぱいです。
お互いに、声を掛け合いながら笑顔で生活する。うざ。きも。面倒。えーっ?・なんで?なんマイナス言葉はまず使わない。帰りの新幹線では添乗員の栗原さん(もちろん仕事で来ている)がヒーローになる。(そういう雰囲気に生徒がしていく)そして3日間持ち続けてきた手作りのプレゼントまで渡す。
神戸の豪華客船ではとなりの部屋で行っていた結婚式に参加し、「変わらないもの」という合唱を披露したときは、新婦(大阪府堺市の方らしい。)や出席者の目に涙が出ていたような温かい雰囲気になったものでした。
神戸のメリケンパークには今年、BE KOBEとモニュメントがありました。震災から20年。昨年はなかったモニュメントの前で誇らしく撮った写真です。
ビーコウベ 和訳は難しいのですが、私はこう訳しました。「神戸ここにあり」
「いや関中生ここにあり」と。BE SEKIYDO 
素晴らしい生徒とそれを支えた素晴らしい職員とよい旅になりました。