木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月29日(金)

 先日、気になる記事を新聞で見つけました。

 消防庁の調べによると,全国の消防にかかってくる「119通報」のうち,その7割が不要な「119通報」だという調査結果です。この全国の消防にかかってくる「119番」通報の数,通報の内訳等を明らかにしたのは今回が初めてだそうで,実際の緊急出動現場での負担が増す中,この結果に関係者は頭を抱えている状況だそうです。 2014年の「119番通報」の総数は842万件だそうで,その1%が火災での通報だそうです。そして実際に全国で救急車の出動件数約598万件にものぼるそうで,搬送状況を分析すると,誰も搬送しなかったケース(その場で処置し自分で帰るケースなど)が63万件もあったそうです。また実際に病院に搬送しても入院にまで至らなかった軽傷者、通報件数の30%にあたる267万件にものぼるそうです。確かに「119番通報」する際には,出動を要請するかどうか迷ってしまうことがあり,この迷っている数分間の判断の遅れが命に関わることもあるケースも知識としてあるだけに,「一応呼ぶか!」と緊急搬送を要請してしまいます。結果として大事には至らず「良かった軽傷で・・・」と安心してしまいがちですが,今回の調査結果を見ると考えさせられます。以前「救急車をタクシー代わりに・・・」なんて記事を新聞で見かけました。本当に一刻を争う急病や大けがの時に現場に向かう救急車が不足しているなどというケースだけは避けないといけないでしょうね。冷静で迅速な,そして適切な判断を心がけましょう。

PS:本日給食週間最終日です。