木間ケ瀬中「歳時記」
5月25日(水)
「テストは何のためにやるの?」と問えば,ほとんどの生徒は「成績をつけるため」と我々教師側の見方でしか答えが返ってきません。もうご存じの通り,各教科先生方もテストの点数は成績をつける材料の一つではありますが,それが全てではありません。「では何のために?」という話ですが,教師の立場では,生徒の分野ごとのでき具合,つまり実態をつかみ,今後の授業の進め方に生かすためです。各教科1年間の授業計画は作成していますが,もし習熟率が低い分野等があれば,授業の中で振り返る必要があるからです。では生徒の立場では「何のため?」にテストがあるのでしょう?今回のテストでは4月,5月の約2ヶ月間での自分自身の学習効果を知るために他なりません。これまでの学習をテストという形で,自分のものに出来ているかどうか?それが正解・不正解として現れます。もし学習が不十分な場合には正解できないわけですから,テスト後に「振り返る復習」が必要になり,それが効果的な「自主(家庭)学習」へとつながるというわけです。
「なんだ、じゃあ日頃のままで良いからテスト勉強なんていらないや~」ではありません。理解できていないのか?うっかり忘れていたのか?をはっきり区別するために,2ヶ月分の復習をテスト勉強という形で行うわけです。諸活動を停止してテスト勉強期間を設けて,テスト勉強の時間の確保をしているのはそのためだということを1年間忘れないでくださいね。
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