木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

7月23日(木)

 朝からの雨で,幾分過ごしやすいでしょうか。
そんな日本の天気とは違い,快晴・無風のカザフスタン「バイコヌール宇宙基地」を先ほどAM6:02に日本人宇宙飛行士を含む3人が,5ヶ月間にわたる宇宙への旅に出発しました。
 宇宙に旅立ったのは,ロシアの宇宙船「ソユーズ」を乗せたロケットで日本人の油井亀美也さん(45)と,アメリカ・ロシアの各宇宙飛行士ですが,この組み合わせも感慨深いものがありますね。もともと米ソ冷戦下でそれぞれが競い合っていたソ連(ロシア)のソユーズと米のアポロの有人宇宙飛行の各計画でしたが,約50年の月日を経て,同じ宇宙船で宇宙へ,そしてそこに日本人の油井さんが加わったのですから,我々の年代「昔の少年」には思いもひとしおです。
 ところで油井さんは,子供の頃から「化石」や「科学」に興味を持っており,自衛隊のパイロットを経て,宇宙飛行士という夢を叶えたそうです。今だからこそネットで「地球」と検索すれば,宇宙から見た青く光る地球の画像がいくらでも見ることができますが,夢を叶え自分の眼でみる地球はどんな風にうつるのでしょうか。
 小さい頃の興味や関心,様々な実体験が壮大な夢の実現につながったこと。我々教育者として,生徒たちに様々な体験をさせ,これはと思える興味や関心を持たせることができるよう,改めてその責務の大切さを実感しています。

*本日,音楽部は千葉県吹奏楽コンクールに出場します。本校の演奏は10:30(千葉県文化会館)です。結果は後日お知らせします。すばらしい演奏を期待しましょう。

7月24日(金)

 皆さんご存じのとおり,野田市は国の天然記念物コウノトリを飼育しています。今年3月に飼育施設で誕生したメス2羽とオス1羽の合計3羽が昨日放鳥されました。
 昨日の午前11時半頃,市内三ツ堀の飼育施設の屋根を解放し飛び立つのを待っていたそうです。しばらくして大勢の市民が見守る中,青空の中へ羽ばたいていったそうです。こ式典の中でこの3羽は市内の小中学生から公募された愛称「愛(あい)」「未来(みき)」「翔(しょう)」に決まったことが発表されました。また根本市長の挨拶の中で「自然再生の取り組みが一層の広がりを見せることを期待したい」と話されたそうです。今後市内の大空を飛び交うことになりますが,GPSで追跡調査を進めるということですが,ふと空を見上げるとコウノトリが羽ばたいている姿を見られると思うと,野田市民として誇らしい気分になりますね。

7月27日(月)

 先週,千葉県中学校吹奏楽コンクールが行われました。本校からも音楽部が出場し,「銀賞」という素晴らしい結果を修めてくれました。土曜日には千葉県総合体育大会レスリングの部が行われ,団体では第4位,個人では佐々木風雅くんが優勝,小沼魁成くんが第2位,佐々木偉琉くんが第3位とそれぞれの階級で大活躍を遂げています。
 また今日は同じく千葉県総合体育大会陸上競技の部が県総合陸上競技場で行われます。結果が楽しみでなりませんね。
 さて,時期を同じくして,夏の高校野球ですが,こちらも続々と各都道府県の代表校が決定しています。もうご存じかと思いますが,我が千葉県大会も昨日決勝が行われ,逆転で専修大松戸高校が習志野高校を破り,悲願の初優勝,甲子園出場の切符を手に入れました。同じ東葛地区の松戸の高校ということもあり,母校でもないのに,なぜか「やったー」とつい叫んでしまいました。
 私的な話になりますが,私は松戸で生まれ松戸で育ち,大学4年間は東北仙台で暮らしていました。故郷を遠く離れると「千葉県」という言葉自体に敏感に感じていたことを今でも覚えています。何年かたち,生徒たちも「野田市」「木間ヶ瀬中」という言葉に敏感になることでしょう。その時のためにも,今という一日を精一杯過ごしてほしいものですね。

7月28日(火)

 突然ですが,今日はオリンピック(五輪)について書いてみます。
 1928年オランダで開催された「アムステルダム五輪」,この五輪に日本から43人の選手が参加しました。そして日本人初のメダリストが誕生しました。それが87年前の今日,7月28日でした。
 陸上の三段跳びで織田幹雄さんが金メダル。
 水泳の200m平泳ぎで鶴田義行さんが金メダル。
 陸上の女子800mで人見絹江さんが銀メダルをそれぞれ獲得しました。

 また1984年の今日7月28日にアメリカロサンゼルスで開幕したロサンゼルス五輪は真夏のロサンゼルスでの開催ということもあり何かと話題になりました。その代表が今回から正式種目に採用された女子マラソン。スイスのアンデルセン選手が極度の脱水症状で意識ももうろうとした中,フラフラしながらゴールした映像はご覧になった皆さんも多いことでしょう。またこのロサンゼルス五輪はソ連(現ロシア)がボイコットした五輪としても名を残しています。

 真夏のこの時期に開催される夏の五輪(50年前の東京五輪は10月10日開幕),2020年には東京で開催されますね。メインスタジアムの建築問題等もあるようですが,ぜひ世界中が「あっ」と驚くような熱中症対策の五輪を開催してほしいものですね。「物づくり大国ニッポン」の技術に期待しましょう。

7月29日(水)

 昨日,一昨日と陸上の県大会が千葉の県総合陸上競技場で行われました。千葉県は全国的にレベルが高いことで知られていますが,その中で3年生<野本優奈>さんが大活躍してくれました。
 
 女子の走り高跳びで160cmをクリアし,見事第3位に輝きました。またこの160cmという記録は全国大会出場標準記録でもあり、公認大会である今回160cmをクリアしたことにより,晴れて北海道で行われる全国大会出場が決定しました。 おめでとうございます。また野本さんは既に8月5日・6日に行われる関東大会出場も決定しています。
 勝負ですから,少しでも上の順位を目指すことはもちろんですが,今度は更に高いレベルの選手しか出場しない大会です。そんな中,平常心を保って自己ベストを更新することに集中してほしいものです。きっとそれが結果として順位にも現れてくるのですから・・・

 *関東大会・全国大会の結果については後日この場で紹介します。

7月30日(木)

 楽しい時間は実に早く過ぎてしまうもので,長期の夏休みも1/4が経過しました。夏休み突入当初は,各運動部の葛北大会や各種コンクールが行われ部活動一色の生活だったのではないでしょうか。多くの運動部活動では,葛北大会を最後に3年生が一線から退き,1.2年生中心の新チームでの練習が始まっています。また10月に行われる東葛駅伝大会に向けた早朝練習も軌道に乗り始めました。
 また3年生は三者面談,1.2年生は家庭訪問を行っていますが,ほとんどがすでに終了し,来週には全日程終了する予定です。
 教職に就き20数回夏休みを過ごしてきましたが,やっといつも通りの落ち着いた夏休みが始まったという印象です。そんな落ち着いた夏休みですが,生徒たちは休み前に立案した「計画」どおりに規則正しい生活が始まっていなければならない時期でもあります。どうでしょう?朝の起床時間,就寝時間は・・・ また夏休みの課題や,自主(家庭)学習は進んでいますか?
 夏休みはまだまだ1ヶ月残されています。7月が終わろうとしている今だからこそ,有意義な夏休みになるよう,もう一度計画を,更には生活を見直してみましょう。
 そう書きながら,グランドでは駅伝の練習が始まり,朝から蝉の声が響きわたり,今日もまた暑そうな夏休みの一日の始まりです。暑さに負けず頑張っていきましょう!

大きいですよ,ここからの1ヶ月どう過ごすかは・・・

7月31日(金)

みなさん「ブルームーン」って知っていますか?
 直訳すれば「青い月」となります。確かに大気の状態によって夜空に浮かぶ月の色の見え方は毎日違い,青白い月をブルームーンと呼ぶこともあるようですが,今回ご紹介する「ブルームーン」には,違った意味も存在するようです。
 通常,月の満ち欠けは約29.5日周期で起こるため,満月を見られる日は1ヶ月に1回程度。2月などは28日(うるう年は29日)なので,周期によっては1度も満月がないということもあり得ます。でもカレンダーの巡りと周期によっては1ヶ月に2回満月が見られるタイミングもごく希にあるのです。このごく希にある1ヶ月に2回目の満月のことを「ブルームーン」と呼んでいるのだそうです。このブルームーン,細かい計算によると3年に1度程度の確率であるそうですが,当日の天気によっては,せっかくのブルームーンを見ることができないため,肉眼でブルームーンを見ることができるのは,本当にごく希なことなのです。そんなブルームーンのチャンスが実は今日だったのです。
 英語で「珍しいこと」「希なこと」の例えで『once in blue moon』という慣用句があるそうです。またこのブルームーンを見ることができれば幸せになれるという話もあることから今日のブルームーンに興味がわいてきますね。 
 気象庁によると今日も予報は晴れ!ただ昨日のような突然の雷雨の可能性が…ということです。
今晩のブルームーンが楽しみですね。 『once in blue moon』。せっかくなので覚えてみませんか?

8月5日(水)

 日曜日から岩手県に研修視察に行ってきました。その期間中スマホで記事をアップしようと思いきや、うまく操作できないは、圏外になってしまうは,写真を貼り付けられないはで,どうにも見にくい記事でご迷惑をおかけしました。 さて今回の研修視察は関東地方の中学校修学旅行委員会の企画する現地視察であり,今は関西への修学旅行が中心ですが,岩手沿岸部での東日本大震災による大津波に被災した現地での生きた「防災学習」や,実際に被災した方々の今なお続く復興への気力や努力に触れながら自分を見直すというコンセプトでした。 何枚か写真を紹介します。
   この画像中央に海岸が見えますが,大津波では写真を撮っている場所、この目線の高さまで水が来たそうです。今見えている家屋は震災後建て直したことになります。
 この画像は世界一の防潮堤です。昔から何度も津波に被災しているこの地域では、高さ13メートルの防潮堤を作り集落を守ってきましたが、今回の大津波では,もちろんこの防潮堤の上から水が押し寄せ、そればかりか防潮堤まで無残に崩し,ここからの引き波によって多くのがれきや命が海に消えていってしまったそうです。
 震災から4年がたちますが,未だなお復興途中であることがわかりますね。
 今回の研修ではこれ以外にも,観光地を巡りましたが,どんな観光地よりも私の心を動かした画像を2枚紹介しました。

8月6日(木)

 毎日暑い日が続く8月ですが,この8月は戦争を思い出す季節でもあります。今日8月6日広島は被爆から70年という節目を迎えます。同様に9日は長崎が被爆70年を,15日には70回目の終戦記念日を迎えます。
 そんな今日8月6日全国高校野球選手権「甲子園」が開幕します。今回の夏の甲子園は前身の全国中等野球大会から数えて100回目という記念大会だそうで,第1回大会の出場校のユニホームを再現しての入場行進が行われるようです。
 また今日行われるプロ野球「広島VS阪神」戦で広島の選手は「8月6日」にちなんだ「86」番のユニホームを全員着用しプレーすることも決まっています。
 被爆者の平均年齢は80歳を超えるそうです。戦後70年,国民の多くは戦争を知らない世代です。世界で唯一の原爆被爆国である日本人として心から平和を願うとともに,いつまでも被爆された方々が元気で,そして生の体験を後世まで語り継いでほしいと思います。そして次は我々大人世代が子供たちに語り継ぎ,次世代の子供たちが平和な日本を作れるよう,教育していかなくてはなりません。
 記念式典が行われる広島も,今年一番の暑さという予報が出ています。どうか皆さん。暑い夏は続きますが,平和な国の住人として戦争について子供たちと真剣に語ってみませんか・・・

8月7日(金)

 いったいこの猛暑日はいつまで続くのでしょうか・・・
4月に木間ケ瀬中に赴任し,早急に手をつけなきゃいけないことの一つが,このホームページの更新でした。日々の忙しさを理由に,6月になってしまいましたが,6月中旬より何とかつたない記事ではありますが,毎日更新してまいりました。確か更新に着手した当時のカウンターでは6千後半だったと思いますが,約2ヶ月が経つ今日のカウンターでは,なんと「8819」をカウントしています。本当にありがたいものです。実は毎日「何人くらい見てくれているのだろう?」「どうせ見ちゃいないか・・・」なんて心配になりカウンターをチャックする毎日でしたが,ありがたいことに毎日30人から50人(自分も含めて)もの方が見てくれています。この数が,毎日楽しみで,同時にとても励みになり「よし!今日もがんばるか,何を書こうか・・・」と毎朝のやる気につながっているのです。改めてご覧いただいている皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございます。
 さて,以前記事にしましたが,今日は陸上の関東大会女子走り高跳びに「野本優奈さん」が出場します。競技場内は相当な暑さになるとは思いますが,自分の力と今までの練習を信じて160cmという素晴らしい自己記録の更新を目指してほしいものですね。
 また,今日は我が千葉県代表「専修大松戸高校」が甲子園のグランドに初登場します。
 どちらも健闘をお祈りします。
 
 

 ところで「毎日更新」とか書いときながら,学校はしばらく「お盆休み」になります。平日はできるだけ「がんばろう」と思いますが,更新がされていない場合はご容赦を・・・

8月10日(月)

少しは涼しくなってきたとは言え、まだまだ暑い日が続いていますね。この暑さで体調を崩してしまう人も多いようです。いわゆる「夏バテ」です。皆さんは大丈夫ですか?夏バテの原因にも幾つかあるようですが、一つは暑さゆえの食欲低下です。確かにこう暑いと水分を摂り過ぎたり、ついあっさりとしたもので食事を済ませがちですね。しかしこれでは栄養不十分で代謝が低下してしまい、結果として睡眠不足で翌朝になり、活力が湧き出るはずもなく、冷房の効いた部屋でゴロゴロ…  これではお腹も空かず夏バテのスパイラルの始まりですね。
  ところで、生徒のみなさん、宿題の進み具合はどうでしょう?いよいよ夏休みも後半戦に突入です。しっかり栄養を、そして睡眠をとり活力溢れる一日を過ごしましょう。
〜神奈川県湯河原より〜

8月18日(火)

 お盆休みをいただき,公私ともにのんびりとさせていただきました。久しぶりの記事更新になりましたが,心身ともにリフレッシュされ今日からまたがんばりたいと思います。
 さて,夏休みも残り2週間弱となりましたが,皆さんどうお過ごしでしょうか。去る8月7日記録的な暑さの中行われました関東中学校陸上大会の走り高跳びに出場した「野本優奈さん」ですが,結果は第8位という素晴らしい結果を残してくれました。そしてお盆休みも返上で調整練習を行い,今朝,全国大会が開催される北海道に出発しました。今日の午後に開会式を,そして二日空けて20日に予選,21日に決勝へと臨みます。走り高跳びという,一本のバーに賭けた最終章「全国大会」,自分自身で納得のできる戦いを期待しましょう。
 結果については,随時この場でお知らせいたします。

8月19日(水)

 雲の隙間から太陽が顔を出せば,まだまだ真夏の暑さが残っていても,朝晩はずいぶんと涼しくなり,夏の終わりを告げる虫の音も聞こえるようになってきました。「うるさいな~」と感じていたセミの声も,アブラゼミからツクツクホウシやヒグラシに代わり,何となく寂しい夏の終わりを感じます。そんな夏の終わり「夏休みもあと十日あまり」となりましたが,生徒の皆さんはどうですか?変わりありませんか?宿題(24日全校登校日に提出)は終わりましたか?
 さて,今朝の新聞に気になる記事を見つけました。厚生労働省の調査を元に内閣府が分析し発表したデータによると「18歳以下の自殺者の数は9月1日が突出している」そうです。この調査は1972年から2013年までの42年間で自殺した18歳以下の子供たち18048人を日付別に集計したものです。最も多いのが9月1日で131人。次に多いのは4月11日(99人)。4月8日(95人),9月2日(94人),8月31日(92人)と続いており,教師という職業柄うなずける結果ですが,夏休み明け前後三日間の数は見逃せません。
 冒頭に書きましたが,教師であり大人でもある私でさえ,夏の終わりはどこか寂しいものです。4月から様々なストレスを抱えてきた子供たちも少なくないはずです。そんなストレスも夏休みに入ると軽減され,楽しい日々が続きます。時間に余裕があるだけに,9月からの生活を思い浮かべ,子供たちにとって精神的に不安定な時期だということを,我々大人は知っていなくてはなりません。私自身遠い少年時代の夏休みを思い出してみると「早く友達に会いたい!」と思う反面「あと1週間で良いから夏休みが長くならないかな・・・」など複雑な心境だったことを覚えています。教師や親である前に,身近な大人として,そんな精神的に不安定な時期の子供たちを見守りたいものです。いつもより少しアンテナを高く子供たちに接してみましょう。

8月20日(木)

 今日8月20日は「交通信号の日」です。現在こそ当たり前になってしまった町中にあふれる交通信号ですが,1931年(昭和6年)の今日,東京の銀座や京橋など34カ所に3色の交通信号が設置されたことを記念して「交通信号の日」となったそうです。当たり前すぎて存在すら意識しない信号ですが「もし信号がなかったら」と考えると恐ろしい限りです。永遠に国道を渡れず,大渋滞が起きたり,歩行者も一瞬の隙に渡ろうと事故にあったりと・・・ 今日くらいは赤信号でも文句を言わず感謝の気持ち,そしておおらかな気持ちで赤信号を楽しみましょう。
 さて,朝晩めっきりと涼しくなり,エアコンではなく窓を開けて寝ている人も多くなってきたことでしょう。確かに涼しいのですが,うとうとしてきたときに限って聞こえるあの音。気になって目が覚めてしまいますね。中には私のように「絶対に許せん!」と電気を点け必死にその姿を探すなんて人もいることでしょう。そうです,その正体(相手)は「蚊」です。今日8月20日は「蚊の日」でもあります。この蚊を媒介にして「マラリア」や最近では「デング熱」などの感染症にかかるということからも,どうしてもマイナスのイメージが強い「蚊」ですが,実は現代医学にも役に立っているのだそうです。例えば,「かゆいな~」と思って目をやれば血を吸っている最中の「蚊」がいるなど,よくある光景ですが,「蚊」は我々人間が痛さを感じないくらい上手(?)に皮膚を刺します。ここに着眼し,刺しても痛くない「注射針」の研究に一役買っているそうです。
 今日のように雨が降ると,家の中の「蚊」が増えるような気がしませんか・・・

8月24日(月)

 今日は全校登校日です。久しぶりに生徒たちに会えるのが楽しみです。
さて、昨日は二十四節気の「処暑」でした。「処暑」という言葉、あまりなじみのない人も多いと思いますが、暑さがやむという意味で、萩の花が咲き始め、朝夕は心地よい涼風が吹く頃という秋の訪れを感じる日であり、ちょうど毎年台風のシーズンにもあたります。今年はまさに「処暑」であり、夕べや今朝方などは、エアコンどころか窓を開けすぎると寒いくらいでしたね。確実に夏は終わりを告げ、一歩一歩秋が近づいてきています。
 話は変わりますが、9月4日は定期考査が予定されています。2週間前になっています。今日の全校登校日は、夏休みの課題を集めることと、定期テストに向けて気持ちを切り替えることが主な目的です。
 確実に秋の足音が聞こえてくる「処暑」。「勉強の秋」「運動の秋」「読書の秋」「芸術の秋」「・・・の秋」、どんな秋が待っているのでしょう? そういったことからも今日の登校日を大切にしてください。
 PS 全国中学校陸上大会に出場した野本さんが、大会を終え帰ってきました。結果はともかくとして、すばらしい経験をしました。今後も様々な面でがんばってくれることでしょう。

8月25日(火)

 昨日は全校登校日、久しぶりに生徒達が登校し活気ある学校が戻ってきました。生徒達の声を聞いていると、不思議と元気が湧いてくるもので、「夏休みも終わりか〜」と凹みがちだった気持ちから「よしまた頑張るか!」と変化したことに気がつきました。
 さて、国際宇宙ステーションに滞在中の油井さんについては、以前この場でも話題にしましたが、昨日新たなニュースが飛び込んできました。19日に鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられた、日本の無人補給船「こうのとり」を宇宙ステーションのロボットアームで油井さんが、見事キャッチしたそうです。また、地上ではヒューストンの航空宇宙局管制センターから、宇宙飛行士の先輩、若田光一さんが通信責任者として、油井さんをサポートしたそうです。この無人補給船「こうのとり」の中身はというと、宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士達の食料や、各実験装置など約5.5トンだそうです。
 壮大な宇宙でのプロジェクトに、ただ驚かされるばかりです。
 今日は涼しいですが、気温の変化で体調を崩さないよう気をつけましょう。

8月26日(水)

 昨日,4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果(3年生実施)が、各都道府県教委に交付されました。それを受け昨日よりTV・新聞等の報道機関で取り上げられています。今朝の新聞を見ると「概ね千葉県は全国平均」という記事が掲載されていましたが,本校の細かい結果や実態についてはまだわかりませんが,結果がわかりわかりましたら,この場で少しずつ考えていきたいと思っています。
 さて,その「全国学力・学習状況調査」の中では国語・数学・理科の他に学習に関するアンケート形式での質問調査も実施されました。その中に「新聞を読んでいますか」という質問があり,これに対して千葉県では「ほぼ毎日読んでいる」「週に1~3回程度読む」と答えた小6生は全体の24%,中3生では19.2%と前年度調査より減少しているそうです。テストの正答率と新聞を読む習慣には相関関係があると,今までの調査結果からも明らかになっています。ちなみに同質問で「月に1~3回程度読む」「ほとんど,または全く読まない」と答えた小6生は75.9%,中3生は80.5%を占めていたそうです。
 どうですか,皆さんは新聞を読んでいますか?

8月27日(木)

 3年生は今日「校内実力テスト」が行われます。3年生は夏休み中に三者面談を行い、卒業後の進路について話しあわれました。私の経験上、この三者面談で具体的に進路希望先の学校をあげられる生徒はごく僅かです。しかし夏休み中、興味がある高校の説明会や体験入学に参加し、希望を具体化してきたことでしょう。そんな具体化した進路希望を実現するためには、やはり実力アップという課題が必然的についてまわります。そこで、夏休みにどれだけ力が着いたのかを、測るための物差しにするためのテストです。幸い、涼しく実力を発揮するには適した気候ですね。
 そして、このテスト、結果だけに捉われず、できなかったところを、しっかりと自覚し、そこを補い、確かな学力を身に付けて欲しいものです。きっとそれが進路開拓につながることでしょう。

8月28日(金)

 涼しい日が続いていますが、このところスポーツが熱いですね。
 バレーボールや野球、柔道、そして陸上競技にと…
 私も昨夜は、世界陸上に眼が釘付けでした。人類最速の男と言われる、ジャマイカのボルト選手、先日の100Mでは接戦を制し金メダルを手にし、昨夜は、200Mの決勝に臨み、圧倒的な強さで優勝しました。
 こんな興奮が、東京五輪で生で観ることができるかと思うと楽しみでなりません。今回の世界陸上は、北京での開催なので、ほとんど日本との時差もなく観戦しやすいですね。
 さて、五輪の競技時間は、TVの放映権の関係から、欧米の観戦しやすい時刻に合わせることがよくあります。この夏のような酷暑を考えると心配になります。まあ今から私が心配することでもないですが、真昼間のマラソンなどはありえないでしょうが、選手本位の東京五輪になると良いですね。

8月31日(月)

 昨日は雨の中「親父の会」除草作業を行いました。あいにくの天気の中,ご参加いただきました「親父」の皆さんありがとうございました。
 
 さて,以前この場で「夏休み明け頃の18歳以下の自殺者が多い」という話をしました。この内閣府の発表に対して世の中は様々な動きが見られています。おそらく皆さんもマスコミ報道等でご覧になっていることでしょう。私も先週金曜日に東葛管内の校長先生・教頭先生が一堂に集まる「自殺予防対策研修」に参加してきました。この青少年の自殺という問題,もちろん「これでくい止められる!」という特効薬や具体的な手立てはありません。ただ我々大人にできることといえば「子供たちに寄り添うこと」ではないでしょうか。我々の時代とは違い,世の中はIT機器の発達をはじめ,様々な情報が飛び交いグローバル化が進み,学校でも地域でも家庭でも,子供たちに対する要求は変化しています。またこのような世の中の変化に伴い,自然と子供たちの精神発達も良くも悪くも変化してきているそうです。つまり,我々大人が経験したことのないストレスを感じている子供たちもいるという認識で,子供たちに寄り添い,見守り,包み込んであげる必要があるのではないでしょうか。これは「誰の役目?」ではなく,子供たちに関わる全ての大人として,それぞれの立場で寄り添うことで,子供たちの変化や小さなサインを見逃さないことです。
 大人として,未来を担う子供たちを共に育てていきましょう。

 PS・ 明日9月1日、2日は給食がありません。弁当持参になりますのでご協力を・・・