木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月22日(金)

 世の中には未知な世界があるもので,その代表が宇宙ではないでしょうか。夜空を見上げ「宇宙ってどこまで続くのだろう?」と誰しも一度は疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。昨今の科学技術の進歩により,宇宙のメカニズムなどの解明が進んでいますが,何しろ「遠く」「広く」「大きい」のが宇宙ですから実際に見たり,行ってみて確かめることができていません。しかしいずれ地球外に人間が居住したりする時代が来るかもしれませんね。
 さて,そんな宇宙に関するニュースがありました。カリフォルニア工科大学の研究チームが太陽系に9番目の惑星を発見した可能性があると発表したそうです。「水金地火木土天冥」なんて覚えていましたが,この外側で太陽を中心とした軌道で巡っているのだそうです。太陽を中心に公転する星を太陽系の惑星としていますが,この第9番目の惑星(通称:プラネットナイン)は,地球の約10倍の質量を持ち,太陽の周囲を細長い軌道で巡っており,調査(計算)によると1周するのに1万~2万年かかると推定されています。
 研究チームについても直接の観測には至っていませんが,ハワイの「すばる望遠鏡」などが観測を試みているそうです。とにかく未知のことだらけですが,だからこそ宇宙にロマンを抱く人も少なくないのでしょう。
 そう言えば今夜明け前の空に,5つの惑星が肉眼で見えるのをご存じですか?肉眼で見えるのは「水・金・火・木・土」の5つで来月20日頃まで肉眼で観測できるそうです。
 学生の「理科離れ」が話題になっていますが,こんな機会に少しでも理科に興味を持ってくれたら良いですよね。

1月21日(木)

 こういうこともあるからあるからPCは怖いですね~小一時間かけて今日の記事を書き「よしできた!」ってアップしようとしたところPCの画面が突然真っ暗に・・・ 悲しい出来事でしたが、気を改めてもう一度。
 12月22日、全校生徒対象に「自主学習ノート」を配布したことをご存じでしょうか?一般的に「家庭学習と学力には相関関係がある」と言われ、様々な調査により実証されています。もちろんどこの学校でも「家庭学習は大切なんだからしっかりやるように!」と指導はしています。そして実際に毎日家庭学習を実施している生徒もいることでしょう。本校でもそうです。しかしそんな生徒たちは、毎日コツコツやっているにも関わらず学力の向上を実感できていません。そこで全校で始めた企画「自主学習」でありそのためのノートを年末に配布したわけです。家庭学習はやれば良いというものではありません。それぞれの学年や授業内容に応じて効果的な家庭学習でなければ学力の向上は見込めません。では効果的な家庭学習とはどのような家庭学習でしょうか?毎日の宿題はもちろんですが、個人の学習レベルにも違いがあります。そこで宿題以外に「自主的に行う学習」、つまりは「自主学習」が必要になります。内容は毎日の授業の復習が何よりも大切です。ほとんどの生徒が授業では理解していますが定着していません。そこで「授業理解を定着させるための復習」が必要なのです。そのためのノートが「自主学習ノート」です。「よしやるぞ!」と意気込んでみたものの何をやったら良いのか・・・という生徒もいます。そのために各学年の廊下に「自主学習コーナー」を設置しました。各教科担任の先生方が、授業の復習のポイントを記したプリントを準備し、生徒たちが自由に持ち帰り自主学習できるという、生徒の復習を支援するためのシステムです。
 ノートを配布し一ヶ月がたちました。一日見開き1ページを使えば1ヶ月で使い切る計算です。今週に入り3年生が数名「教頭先生一冊終わりました」と使い終えた自主学習ノートを見せに来はじめました。「がんばったね、じゃ次もがんばって!」って新しいノートを手渡しました。何冊でも終えたら配布します1000冊用意してありますから・・・
 このシステムで「復習」が身につくと、不思議なもので自然と「明日はなにをやるのかな?」と教科書をパラパラとめくり始めます。これが「予習の始まり」です。同じ内容を予習・授業・復習と3回学習すれば理解度も増しますよね。そればかりか理解が進めば次の授業が楽しみで「主体的な学習」にもつながり一層学習効果が現れます。
 「授業」→「復習」→「予習」→「授業」→「復習」・・・・この理想的な学習サイクルの確立のための自主学習コーナー、そして自主学習ノートを大いに活用してください。
 ご家庭でも話題にしてみてくださいね。

1月20日(水)

 今朝は一段と冷え込んでいます。車道は大丈夫ですが、歩道や路側帯の残った雪が凍結しています。安全に登校・通勤しましょう。
 さて突然ですが「クマムシ」ってご存じですか?「クマムシ」といっても「暖かいんだから~♪」のクマムシではなく、緩歩動物(かんぽどうぶつ)の本当の(?)クマムシです。顔がクマに似ていることから「クマムシ」と呼ばれているこの動物、体長は0.1~1.0ミリ程度で現在1000種類以上のクマムシが確認されており、樹上や枝先のコケや水中の水草や藻などで生息し極地に至るまで様々な環境で生息しているという凄い動物です。凄いのはこれだけではなく体重の85%を占める水分を0.005%まで減らし極度の乾燥状態にも耐えられるそうです。そして驚かされるのは、なんとマイナス270℃~150℃の間なら生きられるばかりか、真空状態から75000気圧まで耐えられるという地球上最強の動物なのです。そんなクマムシですが、先日驚くべきニュースがありました。南極の昭和基地近くで採取し、30年以上零下20℃で凍結保存していたコケから「クマムシ」を取り出したところ、蘇生して産卵もしたということです。まるで映画の中の話のようですが国立極地研究所の会見によると、今まで室温で乾燥状態(乾眠状態)で9年後に蘇生したという記録はあったそうですが、今回の30年というのは専門家も驚いているそうです。
 恐るべし「クマムシ」最強ですね!

1月19日(火)



 昨日の雪から一変し、今朝は雲一つない青空が広がっています。また冷え込みも弱いようで、道路の凍結もないようです。でも歩道や路側帯は昨夜の雪が堅くなって残っており、何よりもこの強風。 昨日生徒に連絡しましたが、本日は平常日課(朝の部活動なし)の予定です。余裕を持って安全に登校させてください。
 さて、今日は一つ厳しい話をします。昨日の積雪で、学校は朝から電話が鳴りっぱなしでした。もちろんこの季節体調不良のための欠席連絡も少なくありません。しかし「今日学校あるんですか?」という名乗らない保護者からの問い合わせの多いこと・・・ これらの問い合わせに対し「平常日課を予定していますが、この天気ですから焦らず安全に登校させてください」と答えます。すると「遅れたら遅刻ですか?休んだら欠席になりますか?」と。
 皆さんが学生時代、雪が降ると休んでも欠席にはならなかったしょうか?そんなことはないはずです。雪でも余程のことがない限りは普通に学校があり、雪合戦や雪だるまを作ったりしていたでしょう。もちろん生徒の安全を第一に考えていることに間違いはありませんが、行き過ぎた過保護は子供たちのためにならないのではないでしょうか。
 昨日、柏のとある高等学校の入試があり、本校からも2名の3年生が受験しました。朝の時間帯は川間駅周辺の東武線も運転見合わせです。それでもどうにか入試会場にたどり着き無事に入試を終えました。昨日、春日部駅で電車が復旧するのを待っていた先生がいました。そして復旧に伴い川間駅に到着し、そこからは歩いて学校までたどり着いた先生がいました。そしてその先生は汗だくで職員室に入ってくるなり「遅れてしまい申し訳ありません」と深々と頭を下げていらっしゃいました。
 まだ幼い小学生ならともかく、生徒たちは中学生です。安全を疎かにしているわけではありません。自転車通学者が遠くから安全に徒歩で登校するには遅刻してしまうこともあるでしょう。それに対して「何で遅刻したんだ~」と叱るつもりは毛頭ありません。昨日の天気で仕事が休みになりますか?確かに教科の学習も大切ですが、このようなことを考えさせることも将来のために大切なのではないでしょうか。
 朝から耳の痛い話を書きましたが、我々大人が子供たちを「厳しく」「優しく」育てていかなければなりませんよね。

PS*上の画像は今朝の「スケートリンク」と化したグランドでした。

1月18日(月)

おはようございます。
目覚めてみれば突然の積雪。現在、日程等の変更はありませんが、安全に登校できるよう御配慮ください。時間がかかるかもしれませんが、今日は安全のため自転車での登校は控えましょう。
みなさんも気をつけてくださいね。