木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

1月23日(月)

 早いもので1月も下旬にさしかかりました。お正月が随分前のことのように感じられます。比較的暖かった週末でしたが,今朝は一転,気温こそそれほどではありませんが,北風が吹く寒い朝で一週間のはじまりです。
 この週末は,アメリカ合衆国のトランプ大統領就任の話題一色でしたね。合衆国というひとつの国家の出来事ではありますが,日本はもちろん世界中に影響を与える国だけにトランプ大統領の報道には目が離せないですね。
 ところで年明けすぐに茨城県の私立高校が,そして先週には千葉県の私立高校,この週末には埼玉県の私立高校の入試が行われ,本校からも多くの3年生が受験しました。既に合格通知を受け取った3年生の皆さん,おめでとうございます。来週には千葉県公立高校の前期選抜の出願があります。受験シーズンまっただ中といったところでしょう。
 このところ日本海側に大雪をもたらしている天気ですが,この大雪は今週も続くようです。雪と言えば「スキー」,2年生のスキースクールが今度の日曜日から始まります。現在の長野県菅平高原は気温マイナス13℃,積雪170cmというスキーをやるには絶好のコンディションです。また1年生は来週「職業人講話」が予定されています。この講話をきっかけに自己を見つめ,将来の自分を考えるきっかけになると良いですね。いずれにしても今週来週と各学年のイベント目白押しです。気温も低く乾燥し体調を崩してしまいがちですが,栄養と休養をしっかりと摂り,万全の状態で各イベントに臨んでほしいものですね。

1月20日(金)

 今日は二十四節気の「大寒」です。一年で最も寒い時期です。もともとの予報では,天気の方も大寒に合わせてか,関東地方平野部でも積雪の予報も出ていましたが,どうやらこの辺りは雪が舞うかもしれませんが,雨のようですね。気温は昼間でも上がりませんので,暖かくしてお出かけ下さいね。
 さて,もし関東地方に積雪があった場合,夕方のニュース等で「積雪によるスリップ事故が・・・」「降雪により滑って転んで・・・」なんて報じられるでしょう。でも雪が降る地方の人たちも同様に「滑って転んで・・・」があるのでしょうか?もちろんたまには滑ることも転ぶこともあるでしょうが,ニュースになったりはしませんよね。積雪の際の歩き方(運転の仕方)が自然と身についているからです。誰かが教えてくれるわけではないでしょうが・・・
 例えば,スケートリンクのような一面氷の上を歩くとします。勢いよく大股で颯爽と歩く人はいませんよね。いつもより小股で,できるだけ体重移動が少なくなるように恐る恐る歩くでしょう。このように,関東地方など雪の少ない地域では,いつもの場所が,いつもと違う条件になっていると気持ちを切り替えれば「滑って転んで」は少なくなるでしょう。つまり「滑るもの」「滑って当たり前」と割り切って歩くことです。自動車も同じです。「曲がれない」「止まれない」を覚悟しておけば,自ずと速度が落ち,車間距離を開けて走りますよね。
 次回,積雪があったときに試してみてくださいね!

*いよいよ2年生のスキースクールまで1週間ちょっとに迫ってきましたね!体長は大丈夫ですか?

1月19日(木)

 学校として,気になっていることに「不審者」問題があります。昨年の11月よりこれまでの間に3回学区で内で不審者が出没しています。いずれも下校途中の女子生徒に話しかけ,後を着いてくるという手口のもので,3回とも下校中の女子が「木間ヶ瀬公民館付近」の路上で「財布落としたんだけど知らない?」と声をかけられていることを考えれば,同一人物の仕業なのでしょうか。もちろん警察の方々も最優先で制服・私服のそれぞれ警察官の方々がパトロールを行って頂いています。また我々職員もシフトを組んで下校時にはパトロールを行っているところです。昼間は比較的賑やかで,人通りもある道路ですが,夕方暗くなると思った以上に暗く心配な道路です。学校でも引き続きパトロール等防犯に努めていきますが,皆さんも地域の一員として,地域の子ども達の安全を気にかけてくださるようご協力をお願いします。また学校では再三再四にわたり生徒達へ「複数人で下校する」「何かあったら大声を出す」「何かあったらすぐに110番通報を」などと指導はしていますが,ご家庭でも合わせてご指導お願いします。
 警察の方と話したときに,「防犯ブザーは効果的ですよ!」「いざというときに大声を出すのは難しい場合もありますから・・・」とおっしゃっていました。防犯ブザーといえば小学生のようですが,もしまだお持ちでしたら,ぜひ携行させるなどの自分の身は自分で守れるようご協力下さいね。
 犯人はまだ捕まっていないようです。大切なお子さんを被害者にさせないために我々地域の大人が立ち上がるときではないでしょうか。

1月18日(水)

 こんな寒い時期には,理由をつけて休みたくなってしまいますが,毎朝,正門付近の掃き掃除を行っています。春には桜の花びらを,そして秋には落ち葉を掃くように努めています。とは言うものの,掃除は二の次で,登校してくる生徒達への登校指導が主な目的です。登校指導と言っても正門で竹刀を持って仁王立ちし「ちょっと待て校則違反だ!」なんて指導をするわけではありません。朝の部活動のためにほとんどの生徒が登校してくるのは7時前後,朝の通勤時間と重なり正門前の信号を渡るときなどかなり危険な状況でした。こんな状況のための指導,安全指導が目的です。通勤中に自家用車を運転している気持ちになってみてください。「前に車はいない」「順調に走っている」「すると登校中の中学生押しボタン信号を押す」「信号を待っているのはたった一人」「信号が黄色に変わる」「タイミングは微妙・・・」。どうですか?通勤で運転中の気持ちになると,アクセルとブレーキどちらを踏みたくなりますか?
 こんな状況もあり,登校時間に正門付近で掃除をしているふり(?)をしているわけです。毎朝のことなので,生徒達の「おはようございます!」の声も自然と大きくなってきます。そして何よりも,学校前を通過する車のスピードが明らかに落ちてきています。押しボタンを押して信号で止まってしまった通勤中の車に「停止して頂きありがとうございます」の意を込め会釈をすると,最近では皆さん車中から会釈を返してくれます。中にはわざわざ窓を開け「大変だね寒いのに・・・」などと声をかけて頂くこともしばしばです。こんな毎朝の変化や,やりとりがあるので少しくらい寒くても完全防備で今朝も気合いを入れて登校指導に行きたいと思います。

*地域の皆さんに守られ,協力を頂きながら日々生活できていることに心から感謝しています。ありがとうございます。

1月17日(火)

 ここ数日から思えば寒さは緩んでいるようですが,それでも寒い朝です。
 22年前の今日,1995年(平成7年)1月17日は関西地方を襲ったあの「阪神淡路大震災」が起こった日です。今日と同じように22年前の寒い朝,午前5時46分・・・いつものように出勤するために準備をしていると,つけていたTVから信じられない映像が飛び込んできました。第一報はまだ夜も明けない真っ暗な映像でしかありませんでしたが,時間の経過とともに辺りも薄明るくなり倒壊したビル・脱線した電車・橋桁から落ちている高速道路・あちらこちらで立ち上るオレンジの炎と黒い煙・そしてペシャンコにつぶれた家屋・・・ 余りにも衝撃的で今でもはっきりと覚えています。そんな阪神淡路大震災ですが,マグニチュードは7.3,死者は6434人,未だ行方不明は3人,負傷者は43792人,全壊家屋は104906軒,半壊家屋は144274軒で,避難所生活を強いられたのは46万人世帯にも及んだ大災害でした。
 今日と同じように寒く受験まっただ中の早朝に都市を襲った大震災・・・ そんな神戸と言えば震災からの「復興の街」,私も震災後何度も神戸を訪れていますが,たった22年前にあれほどの被害を被った街だと思えないほどの復興ぶりには,訪れるたびに驚かされます。そして何より人々の「へこたれるか!」という強い意志と熱意,そして神戸の街へのプライドなど,人間のたくましさを肌で感じ,逆にこちらが元気をもらうほどです。
 今朝,5:46には神戸市役所隣で既に追悼式を行っています。あの大震災を,そしてそこから立派に復興を遂げさせた人々の熱い思いを,決して風化させないためにも,今日一日は,犠牲になった方々への追悼の意を持って生活したいと思います。

PS:千葉県私立高校の入試日です。本校からは53名の3年生が自分の夢に向けて挑みます。みんなで応援しましょう!