木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

10月30日(金)

 世間は明日のハロウィン前日ということでお祭りムードが高まっているようですが、今日は皆さんに考えていただきたい画像を掲載します。


 これは給食の食器やおかずなどを入れるトレイです。
今週水曜日の夕方,関宿給食センターのセンター長さんよりお電話いただきました。「木間ヶ瀬中より返却されたトレイにガム(トレイの上部濃い緑色)が挟まっており,熱処理後に見つけましたが,二度とこういうことがないように・・・」という内容でした。これは憶測でしかありませんが,本校生徒の誰かが,ガムを噛んでおり給食の時間に。そして給食を食べるのに不要になったガムを口から出しトレーに。給食後そのトレイをそのまま返却,そしてその上に何も知らないほかの生徒がトレイを返却。いつものように関宿給食センターでは洗浄し熱処理等を加え翌日の給食備える。給食だけではありませんが,食品を扱うため異物混入には十分気を配るため最後は機械任せではなく職員の方々の目視で確認。すると本校から返却された1枚のトレイに熱処理でこびりついてしまったガムが見つけられました。
 「学校でガムを噛む」。もちろんいけないことです。本人もわかってはいるはずです。おそらく軽い気持ちでガムを噛みトレイに出したのでしょうが,結果として多くの人に迷惑をかけてしまいました。また今回は関宿給食センターのおかげで未然に食い止めることができましたが,もしそのまま翌日の給食にそのトレイを誰かに配られてしまったら・・・関宿給食センターの給食は本校だけではありません。何も知らない誰かがそのトレイを手にしたら「異物混入問題」に発展することは間違いないでしょう。
 この件を受けて昨日,全先生方に厳しく話をしました。また先生方から同様に全生徒にも厳しく話をしていただきました。
「ガムはダメ!」ではなく「本当にその行動は正しいのかしっかりと判断してから行動すること」「軽はずみな行動で多くの方々に多大な迷惑をかけてしまうこともあること」を中学生に学んでほしいと思っています。

10月29日(木)

 おはようございます。
皆さんにご協力いただいた学校評価アンケートの中に「学校HP」に関するご意見を多数頂戴いたしました。そこで慣れないながらも管理者である私が、止せば良いのにリニューアルを試みたのですが,結果は表紙の学校の画像もどこかへ消え去り皆さんにもご迷惑をおかけしている状態になってしまいました。特にPC画面でご覧の皆さんへは今しばらく我慢いただかなくてはなりません。申し訳ありません。
 さて,今朝(先ほど)イギリスよりうれしいニュースが飛び込んできました。体操競技の世界選手権で男子団体で見事日本チームが金メダルに輝きました。前回の世界選手権ではわずか0.1点の差で銀メダルに終わり悔しい思いをしましたが,今回は見事リベンジを果たした結果となりました。なんと世界選手権では37年ぶりの金メダルで「体操ニッポン」の復活となりました。この体操競技もそうですが,ワールドカップで連日話題になったラグビーなど中学生には余り馴染みのないスポーツでの活躍がこのところ目立っていますね。スポーツ選手の中には,幼い頃から一つの種目をコツコツと続けて花開いた選手もいますが,意外と中学や高校の部活では他の種目をやっていて・・・という選手も少なくありません。ただそんな選手たちの共通点として言えることは,何をやっていたにしてもみんなその時々で一生懸命取り組んでいたこと,またあるきっかけが転機となり人一倍頑張ってきたことがあげられるでしょう。
 中学生の部活動,勝ち負けだけではなく,時には人生を左右する大きな意味を持つ活動なんですね。

10月28日(水)

 いよいよ今週31日(土)は「莨葉祭(文化祭)」です。全生徒たちに関係するのが一大イベントの「合唱コンクール」です。今日はその各クラスの発表順と曲名等をお知らせしましょう。

 <1年生> 学年合唱「明日に渡れ」   (指揮)鳥居 三奈さん  (伴奏)飯島 涼葉さん
         1  組 「HEIWAの鐘」   (指揮)荒井 果李さん  (伴奏)飯島 涼葉さん
         3  組 「変わらないもの」 (指揮)山根 聖美さん  (伴奏)松原 帆南さん  
         2  組 「マイバラード」   (指揮)落合妃佳琉さん  (伴奏)梶原 碧華さん

 <2年生> 学年合唱「たしかな一歩」  (指揮)田中 靖之さん   (伴奏)松本 結衣さん
         3  組 「  絆  」     (指揮)永関 天斗さん   (伴奏)小沼 瑞穂さん
                                                倉持 結衣さん
         2  組 「茜色の約束」   (指揮)清水のぞみさん   (伴奏)針ヶ谷美和さん
         3  組 「輝くために」    (指揮)田中 靖之さん   (伴奏)松本 結衣さん

 <3年生> 3  組 「  鷗  」     (指揮)山本 瑠華さん   (伴奏) なし
         2  組 「 ヒカリ 」     (指揮)長谷川禎樹さん   (伴奏)小濱 綾介さん
         1  組 「In Terra Pax」 (指揮)櫻井 涼華さん   (伴奏)大谷 智優さん
         学年合唱「モルダウ」    (指揮)佐藤 愛理さん    (伴奏)小濱 綾介さん

*当日は同時にPTAバザーも開催されますが、お時間の許す限り生徒たちの姿を見ていただきたいと思っています。
尚,当日3年生の卒業記念DVDの撮影がございますので,会場の出入り・会場内での物音に気をつけましょう。

10月27日(火)

 突然ですが皆さん,24日(土)の晩ご飯は何を食べましたか?
どうでしょう,思い出せましたか?正確に覚えていた人はまずいないでしょう。
 先週の定期テストが,昨日あたりからずいぶん返却されたようです。生徒に「どうだった?できたかい?」と聞くと首を傾げ無言の返答だったり,「ダメでした」という答えが返ってくることが少なくありません。そんな生徒には「授業ではどうなの?」と決まって尋ねます。するとほとんどの生徒たちは「授業ではわかったてるんですけど・・・」と口をそろえて返答します。実際に先生方に話を聞いてみても同様です。中には「授業の終わりに小テストをやるとできるんだけど,同じ問題の定期テストだとできないね~」という答えが返ってきます。 本校生徒たちのほとんどが,この状態に当てはまります。
 中学生の一日を考えてみると実に中身の濃い生活を送っています。一日,6時間や7時間の勉強,それも一時間ごとに教科が替わるため6教科や7教科の授業を受けています。それも昨日も明日も毎日のことです。生徒たちの脳には雑多に勉強が詰め込まれており,いざテストの時には記憶のどこにあるかがわからなくなっているのです。その証拠に,先生方から解説してもらい再テストをすると,当たり前のようにできる問題だったりします。
このような生徒は,明らかに「復習」が不足しています。毎日の授業を振り返る時間をとることにより,雑多な記憶を整理整頓して脳にしまうことができるのです。
 授業での理解を定着した学力にするには「復習」しかありません。教科書を読み直す。授業のノートを見直す。別のノートに書き写す・・・教科や個人によって向き不向きがありますが,まずは授業の理解の上に,他の何かが覆ってしまう前に「復習」することが大切です。
 どうですか,三日前の晩ご飯思い出しましたか? 試しに今日の晩ご飯をどこかにメモし,三日後に思い出してみましょう。それだけできっと見事に思い出せるはずでしょう。

10月26日(月)

 今朝は一段と冷え込み,空気の冷たさを感じる季節になってきました。いよいよ今週は「莨葉祭(文化祭)」です。以前も話題にしましたが,生徒たちは合唱コンクールに向けて取り組んでおり,どの学級も最優秀賞を目指して,最後の仕上げといったところでしょうか。そんな文化祭ですが,本校(ほとんどの中学校)の場合この文化祭までは3年生が中心の「前期」の生徒会組織で活動し,文化祭の中で生徒会執行部,各委員会の全校の委員長の前期から後期への引き継ぎが行われます。これを受け各学級内の係活動なども,前期から後期へ移り変わってきています。どうでしょうか,各学級心機一転,変化は見られるでしょうか。
 学校生活などは良い例ですが,生活の基盤となる部分については,変化なく習慣化しなくてはなりません。しかしいつまでも何も変化がないとマンネリ化します。喚起をしない室内の空気のようなものです。適度に新鮮な空気を入れ換えてこそリフレッシュされ,新たな意欲が沸いてくるものです。後期の組織に移行する時期,各学級・または学年・全校のレベルでほどよく喚起し,モチベーションを保ちながら,本校の伝統・文化を継承しつつ,新たな木間ケ瀬中学校を築いていきましょう。

PS:明日27日(火)は集金日です。 おつりのないようにご協力を!

10月24日(土)

 なんだか久しぶりの土曜授業です。
 皆さん「トリコロールカラー」って知っていますか?そうです,言わずとしれたフランス国旗にも使われている「青・白・赤」のフランスを代表する色のことです。時代はフランス革命に遡ります。当時市民軍はパリ市の色「赤」「青」の帽章をつけていましたが,この市民軍が全国へと広がりを見せます。そして「市民と王家が協力し新しい国家を作ろう」と王家の色「白」を帽章に加え「青・白・赤」がそろったのが始まりだそうです。そして1794年の10月24日,日本の国会に当たる「フランス国民公会」がこの「青・白・赤」三色のトリコロールを国家の象徴と定め,国旗もご存じのような3色になったそうです。現在では当たり前に感じることにも,実は数々の歴史があり現在に至っていると言うことを改めて感じさせられますね。

10月23日(金)

 先月,文化庁より「国語に関する世論調査」の結果が発表されました。これは毎年文化庁が実施しているもので,言葉遣いや読み書きなどの分野に関する全国的な規模の調査です。その中に「言葉の使い方」についての調査があり,大変興味深い調査結果なのでご紹介します。
 「やばい」という言葉。皆さんはどういう意味で使いますか? 本来は危険な状況を予測するときになどに使う言葉のはずですが,若者を中心にこの「やばい」が変わってきているそうです。調査では16歳から19歳の調査実施者の91.5%もの人が「やばい」を「とても素晴らしい」という意味で使っているという結果だったそうです。
 毎日教育現場で中学生の会話を聞いていると確かに「おや?」というような場面に出くわすときが増えてきたように思います。耳から入る言語イメージでよく「フランス語」の流れるような雰囲気が素敵だと言われていますが,海外の人たちには「日本語」はミステリアスで地方によって発音が違い(方言),とても興味深いと言われているそうです。また最近ではデザイン的にも格好良いと漢字のタトゥーを入れている外国人も多いようです。日本人からしても美しい言葉が日本語にはたくさんありますよね。
 日本古来の伝統や文化,これらを未来に継承する中学生はもちろんですが,我々も正しく日本語を使わなくては,と感じさせられました。

10月22日(木)

 昨日「野田市小中学校音楽会」が行われ,本校からは音楽部の演奏と3年生の学年合唱を披露しました。平日ということもあり会場で演奏や合唱を聴くことはできませんでしたが,講師の大槻秀一 氏より公表をいただきましたのでご紹介します。
<音楽部>演奏曲「走れメロス」
 曲の始まりからレベルの高いまとまりのある演奏,大変すばらしいです。一人一人の役割がなされ,よく演奏できています。ソロ演奏もしっかろいした響きです。今後「厚みのあるサウンドづくり(低音を土台としたピラミッド型サウンド)」が作り上げられれば,さらにすばらしい演奏表現につながると思います。今後が楽しみです。

<3年生学年合唱>合唱曲「モルダウ」
 3年生全員での学年合唱,とてもすばらしいです。表現が大変難しい曲ですが,特徴を捉え強弱・速度等の曲想の変化をよく感じ取りながら歌うことができました。伴奏者も熱演で大変すばらしいものがありました。これからも歌う心,音楽のすばらしさを大切にしながらがんばってほしいと思いました。

 また木間ケ瀬中が素晴らしい評価を受けました。頑張っている生徒の姿を多くの人にお見せできたと思い,誇らしく思います。

10月21日(水)

 皆さん,突然ですが今日は「未来」です。というのも30年前に封切りされた人気映画シリーズ「バックトゥーザフューチャーⅡ」の物語に出てくる架空の未来,それが実は2015年10月21日,つまり今日だったのです。映画の中で主人公が車型のタイムマシンに乗り未来に旅する場面がありました。覚えている人もいることでしょう。その旅の行き先は30年後の2015年10月21日,未来の設定ですから,タイヤがなく地面から浮くスケートボードなど当時には考えられないハイテクが描かれていました。それから30年。当時から見た実際の未来はどうなっているのでしょうか。
 <地面を浮くスケートボード> 市販化されていませんが実現しているようです
 <画面に話しかけ操作するテレビ> TVではありませんがタブレットやスマホで         実現しています
 <立体映像広告> 3Dホログラムやプロジェクションマッピングで実現しています
 <指紋認証システム> スマホなど実用化が進んでいます
 <メガネ型コミュニケーションツール> 実現され実物は小型化されています
 <空飛ぶ車> 開発されており,市販化される見通しです

 
科学技術の進歩はめまぐるしく,わずか30年でここまで来ていることに改めて驚かされます。改めて映画を観たくなったのは私だけでしょうか・・・

 PS:本日市内音楽発表会が行われます。本校の出場については本HP「お知らせ」に掲載してありますのでチェックお願いします。

10月20日(火)

 今,学校は31日(土)に行われる莨葉祭(文化祭)に向けて動いています。帰りの会の時間ともなると,校舎中から各学級の合唱が聞こえてきます。中学校では「秋の風物詩」と言える情景です。どうですか,皆さんも中学生だった頃、合唱コンクールに向けて歌っていたことを思い出しませんか。高校の文化祭といえば,各学級で模擬店を開いたりステージ発表したりというイメージがありますが,中学校では合唱コンクールと同時に開催しており,文化祭といえば合唱というイメージが一般的です。ではなぜ「合唱」なのでしょうか?もちろんコンクールですから「優秀賞」「最優秀賞」を目指してどこの学級もがんばります。そしてコンクール当日,残念ながら賞を獲れる学級は一握り、ほとんどの学級が賞は獲れません。では賞が獲れなかった学級の合唱は失敗だったのでしょうか。いいえ決してそんなことはありません。昨日の駅伝と通じる話になりますが,賞を獲るるために「頑張る課程」が大切なのです。頑張る課程が大切なら合唱でなくても・・・と思うかもしれません。でも合唱でなければなりません。「合唱」ですから「合わせ」なくては素晴らしい歌声にはなりません。もちろん楽譜通りに「音程を合わせる」ことが求められます。楽譜通りに「ブレス(息つぎ)を合わせる」ことも必要です。「指揮者に合わせること」「移動の動きを合わせる」など様々な「合わせる」ことがあります。そして何よりも大切なことは「学級全員が気持ちを合わせる」ことです。曲選びの段階から,四苦八苦しながらもコンクール当日を迎えるまで同じ時間で同じ目標に向かって練習を重ねることで「気持ちを合わせる」ことが初めてできるのだと思います。そして学級全員の気持ちがぴったり合った瞬間の合唱は1人×40人=40ではなく,=50にもそれ以上にも響き合い,聞く人の心を動かすのだと思っています。
 合唱コンクール当日まであと10日。どの学級も頑張ってほしいものです。

 PS:明日21日(水)市内音楽会の中で3年生全員による合唱が披露されます。頼もしい今年の3年生きっと素晴らしい「合唱」を奏でてくれることでしょう。